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本は月卿雲客翫ふ、清書本は大内の祕府に納る、是を雲井の本と名付る、, に相別る、正に一流を汲て兩翼をならふといへとも文章の義理音曲の躰は別條なし、, ふ事是よりはしまれり、その比、城玄・如一とて檢校貳人有、二人共に筑紫かた城一の, 眞弟也、城玄八坂かた最初の檢校なり、如一は一方最初の檢校也、城玄の在名は八坂, また覺一は尊氏將軍の從母弟也き、播磨の明石を知行せり、城玄檢校は伏見院の御時, と號す、八坂の塔の邊に住はなり、如一は在名坂東と號す、此時八坂かた一方と兩流, 一平家勘文の録を以て考るに、作者七人有て品々の本有、然といへとも篇々其中に流布, 〓筑紫方城一と申檢校、後宇多院の御時出來せり、此城一を檢校の開山とす、在名をい, 久我大納言の舍弟也、此故に久我殿を傳奏とす、華園院より城玄に紫衣御免有き、, 平家物語をかたはせ侍るべしと御託宣ありて、性佛僧正此平家の音曲はいか樣に仕侍, 歸のふしを以て諸盲目共にかたはせ給へりき、, るへきそと亦山王權現は祈誓申せは、三教指歸よかんめると御託宣也、夫より三教指, するは三本なり、草案本・中書本・清書本是也、草案本は諸の盲目の業とせり、中書, 覺一檢校累代之祖師をこへて、天下無雙の上手なる間、常に攝家・仙洞・主上の御前, 南朝建徳二年北朝應安四年六月二十九日, ノ從母弟ト, 覺一ハ尊氏, 云フ, 南朝建徳二年北朝應安四年六月二十九日, 一九四
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- ノ從母弟ト
- 覺一ハ尊氏
- 云フ
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- 南朝建徳二年北朝應安四年六月二十九日
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- 一九四
注記 (20)
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