Loading…
要素
割注頭注ノンブル
OCR テキスト
なく〳〵武藏の品川といへる津にいたり侍り、, みたれしきりに成て、たかひに弓矢なくゐのみのかまひすし、さなから刀, 松杉ならひたちて斜陽をかくし、千丈の青巖枕のもとまて欹て、をのつか, ら苔の莚をかたしけり、緑竹清らかに生めくり、煙葉朦籠として、暮鳥の語, らひかすかなり、子猷、樂天か園、王質、貴長か入し仙家もかくやとあやまた, 立寄侍るに、心ことはも及はす、乾坤の外の堺地、誠に山を愛し水をたのし, 山劒樹のもとゝなり、旅のうれへもます〳〵みをきることくなれは、今は, 便をうしなひ、たのまぬ磯に藻鹽の草の庵をむすひ、みなれぬあまに浪の, 枕をかはす假ねの夢の中に、五とせまてたゝよひ侍るに、あまさへ吾妻の, 相模のおく大山の麓に、星霜年久しき苔の室あり、かゝる所こそと、假初に, ふ、仁者智者も心をとゝめ侍るへき事也、面には孤峯族々として、やせたる, いかなる岩のはさま、苔の莚にも、しはしの心をのへはやと尋入侍る程に、, も見侍て、やかて歸路の事なと思立しに、世のなかのみたれいよ〳〵の事, にて、今は筑紫のはて、吾妻のおくまてもさはかしくなり侍れは、ひたすら, れ、老樂のうれへをのはへ、羇中のやまふをいやす計也、本堂苔にふり、臺か, 名ところと, ○以上應仁二, 年ノ條ニ收ム, 關東ノ爭, ニ滯留ス, 五年關東, 相模大山, ノ麗ニ住, 亂, ニ到ル, 武藏品川, 文明七年四月十二日, 一九八
割注
- ○以上應仁二
- 年ノ條ニ收ム
頭注
- 關東ノ爭
- ニ滯留ス
- 五年關東
- 相模大山
- ノ麗ニ住
- 亂
- ニ到ル
- 武藏品川
柱
- 文明七年四月十二日
ノンブル
- 一九八
注記 (28)
- 1796,620,57,1433なく〳〵武藏の品川といへる津にいたり侍り、
- 1209,622,59,2220みたれしきりに成て、たかひに弓矢なくゐのみのかまひすし、さなから刀
- 506,616,64,2227松杉ならひたちて斜陽をかくし、千丈の青巖枕のもとまて欹て、をのつか
- 389,616,65,2230ら苔の莚をかたしけり、緑竹清らかに生めくり、煙葉朦籠として、暮鳥の語
- 274,622,63,2219らひかすかなり、子猷、樂天か園、王質、貴長か入し仙家もかくやとあやまた
- 740,617,63,2227立寄侍るに、心ことはも及はす、乾坤の外の堺地、誠に山を愛し水をたのし
- 1092,615,61,2228山劒樹のもとゝなり、旅のうれへもます〳〵みをきることくなれは、今は
- 1442,615,61,2221便をうしなひ、たのまぬ磯に藻鹽の草の庵をむすひ、みなれぬあまに浪の
- 1324,616,63,2220枕をかはす假ねの夢の中に、五とせまてたゝよひ侍るに、あまさへ吾妻の
- 856,616,63,2226相模のおく大山の麓に、星霜年久しき苔の室あり、かゝる所こそと、假初に
- 623,624,64,2217ふ、仁者智者も心をとゝめ侍るへき事也、面には孤峯族々として、やせたる
- 972,628,64,2227いかなる岩のはさま、苔の莚にも、しはしの心をのへはやと尋入侍る程に、
- 1678,623,58,2221も見侍て、やかて歸路の事なと思立しに、世のなかのみたれいよ〳〵の事
- 1562,625,58,2216にて、今は筑紫のはて、吾妻のおくまてもさはかしくなり侍れは、ひたすら
- 153,625,69,2219れ、老樂のうれへをのはへ、羇中のやまふをいやす計也、本堂苔にふり、臺か
- 1799,2487,48,349名ところと
- 1824,2067,43,400○以上應仁二
- 1779,2067,42,399年ノ條ニ收ム
- 1249,249,43,174關東ノ爭
- 1323,262,39,154ニ滯留ス
- 1365,253,44,170五年關東
- 1031,251,41,168相模大山
- 986,254,43,166ノ麗ニ住
- 1207,252,37,39亂
- 1777,261,39,109ニ到ル
- 1819,250,44,175武藏品川
- 1913,684,46,384文明七年四月十二日
- 1913,2439,41,107一九八







