『大日本史料』 9編 1 永正5年6月-永正6年9月 p.748

Loading…

要素

ノンブル

OCR テキスト

若爰を落行たりと聞は、草を分さかす〓し、雜人原の手に掛り、汚名を後代, へき期にせまれり、其子細といつは、東に山田有、香宗我部と一味なり、北に, 縁の由緒有けれは、彼を頼みて、北の山傳ひに落給ふ、其外古老譜代の者共, まいらせ、三歳の姫に、乳母一人、郎等二人相添、大忍の庄池の某は、乳母か内, 働兎角詞に述られす、一騎當千と云つへし、縱ひ敵何万騎ありとも、一方を, 打破て、何方へも落行ん事は安かるへし、されとも倩事を案するに、我死す, 其中に挾れり、籠の内の鳥、網に掛りたる魚の〓し、遁れんとするに道なし、, 本山有、奧の山分、其外土左、吾川兩郡は南の果迄も、本山か領分也、西に吉良。, の妻子下僕に至迄、偸に忍出しける、, 其後兼序、士共に向て宣ひけるは、旁か勇氣兼て知るとは云なから、此度の, き抱き、先側に立よりて、其用意をそしたりける、扨又北の方をもすンかし, 太平あり、彼等は津野、波川、片岡と組したり、されは四方皆敵にしく、我一人, んと思定たる心底、中〳〵云に詞なく、報しても猶報し難し、但千翁丸を殘, に殘さんも口おし、いさお能討死すへし、扨も旁今此際迄附纏、死を倶にせ, 長宗我部兼序自害の事, 永正六年五月是月, 七四八

  • 永正六年五月是月

ノンブル

  • 七四八

注記 (17)

  • 451,653,65,2193若爰を落行たりと聞は、草を分さかす〓し、雜人原の手に掛り、汚名を後代
  • 916,667,64,2179へき期にせまれり、其子細といつは、東に山田有、香宗我部と一味なり、北に
  • 1615,657,68,2195縁の由緒有けれは、彼を頼みて、北の山傳ひに落給ふ、其外古老譜代の者共
  • 1732,661,65,2195まいらせ、三歳の姫に、乳母一人、郎等二人相添、大忍の庄池の某は、乳母か内
  • 1149,656,65,2193働兎角詞に述られす、一騎當千と云つへし、縱ひ敵何万騎ありとも、一方を
  • 1031,657,65,2195打破て、何方へも落行ん事は安かるへし、されとも倩事を案するに、我死す
  • 566,652,64,2212其中に挾れり、籠の内の鳥、網に掛りたる魚の〓し、遁れんとするに道なし、
  • 799,654,65,2207本山有、奧の山分、其外土左、吾川兩郡は南の果迄も、本山か領分也、西に吉良。
  • 1508,665,57,1060の妻子下僕に至迄、偸に忍出しける、
  • 1262,656,70,2193其後兼序、士共に向て宣ひけるは、旁か勇氣兼て知るとは云なから、此度の
  • 1849,661,64,2185き抱き、先側に立よりて、其用意をそしたりける、扨又北の方をもすンかし
  • 683,652,64,2197太平あり、彼等は津野、波川、片岡と組したり、されは四方皆敵にしく、我一人
  • 220,656,63,2187んと思定たる心底、中〳〵云に詞なく、報しても猶報し難し、但千翁丸を殘
  • 336,655,63,2187に殘さんも口おし、いさお能討死すへし、扨も旁今此際迄附纏、死を倶にせ
  • 1390,801,59,697長宗我部兼序自害の事
  • 1972,741,44,347永正六年五月是月
  • 1963,2456,42,123七四八

類似アイテム