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延徳年中の秋、百姓共を引つれ、夜中に北條へおしよせ、御所の館を取まき、鯨波をと, 露塵おしからし、はや思ひ立給へと、衆口一同に返答す、新九郎喜悦なゝめならす、その, 北條に、堀越の御所成就院殿と號し名高き人あり、軍のはしめに先是を討亡すへしと、, 上近里他郷の者まても此よしを聞、新九郎殿へ與力せんと參集す、新九郎云、伊豆の國, 豆の國を切てとらんと思慮をめくらさるといへ共、伊豆は上杉民部大夫顯定の領國、其, 願ふに幸かな、是天のあたふる所、時をえたりと、百姓共をまねき、此内武の用に立へき, つとあけ、家屋へ火をかけ、燒立る、御所は肝をけし、ふせきたゝかふへき事を忘れ、, れは、わたくしの計策にて及ひかたし、然所に兩上杉の中不和出來、諸國みたれ、算を, 者ともを近付ていはく、さかみ・上野兩國に弓矢おこつて、伊豆の侍とも皆上野へ參し、, さらんやと申されけれは、百姓共聞て、累年の御あはれみ忘かたし、御扶持人も我等も, 同意なり、あはれ地頭殿を一國の主になし申さんとこそ願ひつれ、たとへ命を捨る共、, 上兩上杉殿と號し、さかみ・上野に有て、諸侍の統領、奧州まても彼下知にしたかふな, 散し合戰す、是によて、伊豆のさふらひ共悉上州へはせ參したり、新九郎此よしを聞、, となそらへ、伊豆の國修禪寺の湯にしはらく入て、伊豆の國の樣子をつふさに聞屆、伊, いつには百姓計也、我伊豆の國を切て取へし、我に同心合力せよ、其忠恩いかてか報せ, 永正十六年八月十五日, 窺フ, 丸ヲ撃チ, 伊豆ヲ平, 足利茶々, 兩上杉氏, シ國情ヲ, 寺ニ入湯, ノ不和, 伊豆修善, グ, 永正十六年八月十五日, 三三五
頭注
- 窺フ
- 丸ヲ撃チ
- 伊豆ヲ平
- 足利茶々
- 兩上杉氏
- シ國情ヲ
- 寺ニ入湯
- ノ不和
- 伊豆修善
- グ
柱
- 永正十六年八月十五日
ノンブル
- 三三五
注記 (28)
- 366,650,68,2217延徳年中の秋、百姓共を引つれ、夜中に北條へおしよせ、御所の館を取まき、鯨波をと
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