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夏の夜の霜置そふや月影も深ゆくまゝに袖のすゝしき, すゝしきはさらにま砂の霜とみる月の光のふくる夜の空, にけりと侍るにや、彼詞つゝきは妖艷に侍るを、いま初の五文字にうち出てたるは、, にあてられて、すちなき老のひかこと申侍るよし、嘲哢の端に侍らんかし、戰慄あ, さからすこそ侍れ、右歌、左の難の趣又尤とは覺え侍れと、夏の月の心たしかなる, 絶而歎美すへきさまにもあらす覺侍るは、これそ此道に入たゝぬ身として、證義者, 陳云、夏の夜の霜と云につきて、凉しさの感に月かけのそふを、霜置そふと云た, につきて、いかてか負侍るへきとて、勝の字を付侍るになむ、, 右申云、夏の夜の月を霜にまかへたるは勿論歟、霜置そふと云詞あまりなる歟、, るこころ也、左申云、右歌無差難歟、但下句いさゝか平懷なる歟、, 右, 四番, 左近衞權中將藤原基親朝臣, 判云、左歌、月照平砂夏夜霜といへる心はふりにたる事なから、後撰集に月の霜を, 左, 右權大納言藤原宣秀卿, 左左近衞權中將藤原基親朝臣, 權大納言藤原宣秀卿, 大永三年六月二十六日, 九八
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- 九八
注記 (20)
- 850,623,58,1398夏の夜の霜置そふや月影も深ゆくまゝに袖のすゝしき
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