『大日本史料』 10編 2 永禄12年3月~同年6月 p.256

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

との聖名を呼び、神の惠と救とを乞へり、, の屬する宗派に隨つて、彼等の偶像に救助を乞へり、時にパードレの側に, 至り、町よりは彼等を助けんとして、多くの人々の來るに及び、霧は霽れた, 由もなくして、希望を失ふべきの時にあらず、寧ろ力を盡して漕ぎ拔くべ, くだゞ力の限り漕ぎ行けり、其時俄に非常なる濃霧襲ひ來り、船は毫も互, 帶に佩き、船首に行きて立ち、人々を激勵して曰く、今は此の如く何等の理, 賊は尚二マイルの間、彼等を追跡せしが、既にして彼等は、尼ケ崎町の前に, 其人の爲に之を失はじと携へ來れるあるのみ、パードレは之を取りて腰, 彼が曩に堺にて、或武士より保管を託されたる價高き一口の劔を、今も尚, に相見ることを得ず、たゞ烈しく橈を動かす物音の聞ゆるのみなりき、海, 海賊等は、猛然として彼等を追跡し始め、船中の者共は、自ら顧みる暇もな, は、たゞ一人の同宿と、一人のキリシタンとの隨へるありしのみ、其外には、, きなりと、されどパードレも、亦同じく祈を捧げて、幾度かイエスとマリア, 得ざることを知り、異教徒等は、男も女も數珠を取り出し、兩手を擧げ、各自, れば、海賊等は目的を果さずして引き還し、船は恙なく入港せり、, ふろいす, 等難ヲ逃, 崎ニ到ル, レテ尼ケ, 永祿十二年四月八日, 二五六

頭注

  • ふろいす
  • 等難ヲ逃
  • 崎ニ到ル
  • レテ尼ケ

  • 永祿十二年四月八日

ノンブル

  • 二五六

注記 (21)

  • 842,682,60,1209との聖名を呼び、神の惠と救とを乞へり、
  • 1652,698,70,2190の屬する宗派に隨つて、彼等の偶像に救助を乞へり、時にパードレの側に
  • 260,680,74,2193至り、町よりは彼等を助けんとして、多くの人々の來るに及び、霧は霽れた
  • 1062,684,69,2190由もなくして、希望を失ふべきの時にあらず、寧ろ力を盡して漕ぎ拔くべ
  • 602,681,74,2201くだゞ力の限り漕ぎ行けり、其時俄に非常なる濃霧襲ひ來り、船は毫も互
  • 1180,684,73,2203帶に佩き、船首に行きて立ち、人々を激勵して曰く、今は此の如く何等の理
  • 374,675,73,2198賊は尚二マイルの間、彼等を追跡せしが、既にして彼等は、尼ケ崎町の前に
  • 1296,684,73,2207其人の爲に之を失はじと携へ來れるあるのみ、パードレは之を取りて腰
  • 1418,688,73,2204彼が曩に堺にて、或武士より保管を託されたる價高き一口の劔を、今も尚
  • 489,679,72,2203に相見ることを得ず、たゞ烈しく橈を動かす物音の聞ゆるのみなりき、海
  • 719,678,72,2205海賊等は、猛然として彼等を追跡し始め、船中の者共は、自ら顧みる暇もな
  • 1536,696,70,2215は、たゞ一人の同宿と、一人のキリシタンとの隨へるありしのみ、其外には、
  • 951,689,65,2188きなりと、されどパードレも、亦同じく祈を捧げて、幾度かイエスとマリア
  • 1779,689,69,2207得ざることを知り、異教徒等は、男も女も數珠を取り出し、兩手を擧げ、各自
  • 146,683,70,1924れば、海賊等は目的を果さずして引き還し、船は恙なく入港せり、
  • 445,325,35,161ふろいす
  • 399,320,42,170等難ヲ逃
  • 311,321,39,158崎ニ到ル
  • 355,329,37,159レテ尼ケ
  • 1908,758,43,384永祿十二年四月八日
  • 1893,2482,44,120二五六

類似アイテム