『大日本史料』 10編 17 天正元年8月 p.26

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ける、高信も今は勢ひ漸衰微して、長籠城も成難く、城を枕とし打死しても詮もなし、, は敵引取つかされは、爰より心易引退ける、其後は城の躰容易攻落難くみえけれは、, 寄手も進て責んと云者なく、皆山下に陣取て、暫合戰はなかりけり、城内にも軍兵も, 一旦運を開なは、後日の籌策を事とすへし、先降參をし、城を出へきに相究、城兵も, 多からす、をり下て敵を追拂義勢もなし、徒に敵の攻上るを待居たりけるか、久しく, 此城に取籠られ、籠鳥の如くになつて、始終如何あらんと危む者も多けれは、城中の, していひけるは、此城を力攻に干さん事は多の人數も損へし、先扱を以高信降參の上、, 皆是に同しけれは、則日を點し、互に僞なきの旨諸將誓紙を取替し、高信より幼稚の, 城を請取、無事和平を調へなは、一段宜かるへしとの義によつて、其旨城内へ言送り, 男女落支度の外は他事なくそ見えにける、内々城内の趣寄手も伺聞けれは、諸將僉議, 豐國は高信を追落し、他年の鬱憤をひらき、殊更國の名城を取玉ひ、喜ひ給ふ事不斜、, を明渡し、弟の又三郎鵯尾城に居たりしに、此所へ立退、一所に彼城にそ籠りける、, 息女を人質に出し、家臣西郷因幡守其外の長臣共にも、人質銘々に出させ、高信は城, 此上は此城を居城とし、國中を下知すへしとて、天正元年の冬、布施天神山より鳥取, 天正元年八月一日, ヲ爲ス, テ戰ハズ, 高信之ヲ諾, 城兵落支度, 豐國鳥取城, 兩軍對峙シ, 城ヲ明ケ鵯, 尾城ニ退ク, 幸盛高信一, 和ヲ申込ム, ニ復歸ス, ス, 二六

頭注

  • ヲ爲ス
  • テ戰ハズ
  • 高信之ヲ諾
  • 城兵落支度
  • 豐國鳥取城
  • 兩軍對峙シ
  • 城ヲ明ケ鵯
  • 尾城ニ退ク
  • 幸盛高信一
  • 和ヲ申込ム
  • ニ復歸ス

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  • 二六

注記 (28)

  • 913,690,72,2207ける、高信も今は勢ひ漸衰微して、長籠城も成難く、城を枕とし打死しても詮もなし、
  • 1794,695,72,2141は敵引取つかされは、爰より心易引退ける、其後は城の躰容易攻落難くみえけれは、
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