『大日本史料』 10編 17 天正元年8月 p.74

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縁なき人はかくのことし、況や東土十萬餘里の浪をへたて、西天二千餘回の年をゝく, り知ぬ、如來の方便は羅刹とやあらはれけむ、駄天の慈悲は湛海とそ現しけらし、つ, 數にも預からす、直ちにこれ生身の如來なれは、流布の舍利の位を以て比量すへきに, か生身の佛牙をは國土にとゝめたてまつるへき、駄天の利盆おはせすは、人間に傳は, さめけると也、退て是を案するに、もし羅刹の劫盜にあはさらましかは、いかにして, 尊伽耶城にまし〳〵ける時、御名をきかさりしもの卅萬人なりき、一城の中にてさへ、, はこと〳〵く舍利の光明なり、百穀の成熟し、萬寶の出生も、みなかの平等のひかり, ることなからまし、湛海の濟度おろそかならは、日域の結縁むなしかりぬへし、はか, あらす、いかなる宿縁に依てか、今日の衆生此生身の骨肉にあひ奉るそや、むかし釋, ら〳〵此佛牙を見たてまつるに、骨肉あひ備り給へり、雙林の煙にも汚れす、分布の, あつかるへき、凡舎利の巨盆を讚歎し奉るに、廣大にして涯濟をしらす、人天の福樂, れり、然を粟散邊地の國に東漸し給て、坐なから生身の覺躰に値遇したてまつること、, 理運のおもひをなすへきにあらす、多生の善本を植さらん人、いかてかかゝる結縁に, の中より出といへとも、三界の衆生日々に受用しなから、目に見さる光なれは、是そ, 天正元年八月十二日, 七四

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  • 七四

注記 (16)

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