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て、彼者之歸らぬさきにと、御前ゝいそぎける、三郎右も、我も同心してゆくべきと, て、二人つれて御前に參、あの人之指上申しるしは、各々見被中候、我等が打申候へ, 被下、人をおゝくもち申候へば、何時もあのごとくに御座候へば、少身成我等とおり, 成者は、何とかせぎ申ても、御ほうかうに罷成がたく奉存知候、其うへ彼等はよけれ, を歸みず、一命をすてゝかせぎ申とは申せ共、あれてい之者には、くわ分之御知行を, て、ひつさげてのき申處を、七八人參て、ひきかなぐりて參たり、我等にかぎらず、, きくよりも、我さきにとかけ付而、おひくづしておひ打に打取、然る處に、榊原小平, 召つれて、御前へ出けると被申ければ、次右衞門尉は、忝よくそ御きかせ候とゆひす, く處へ、彼らう人來りて、七八人して、うしろよりいだきて、次右衞門尉か取頸をば, いてゆく、次右衞門はあせをにぎつて、腹ヲ立けれ共、かなわずして歸る、其時榊原, 右衞門尉につげられけるは、次右衞門尉はしらざるか、彼者をこそ只今榊原小平太が, 各々御普代久敷衆には、御あてがいも不被成と申共、御普代之御主なれば、我人女子, 太同心に上方らう人有りけるが、大久保次右衞門尉が高名をして、頸をひつさげての, 小平太、彼らう人を召つれて、御前へ出けるを、戸田之三郎右衞門尉是を見て、併次, ノ同心ニ奪, 家康ノ面前, 大久保忠佐, 級榊原康政, 二テ忠佐展, ノ擧ゲシ首, 政ト對決ス, ハル, 天正元年九月八日, 五五
頭注
- ノ同心ニ奪
- 家康ノ面前
- 大久保忠佐
- 級榊原康政
- 二テ忠佐展
- ノ擧ゲシ首
- 政ト對決ス
- ハル
柱
- 天正元年九月八日
ノンブル
- 五五
注記 (24)
- 1020,680,69,2179て、彼者之歸らぬさきにと、御前ゝいそぎける、三郎右も、我も同心してゆくべきと
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