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に御船著て、折ふし汐干に御船すわる、如何とある時、向の地にて、若男五, 餘に何もよ巨こひ、早く御目見仕らんとて、三方の後の堀切を飛越、内へ, 入たると也、偖岡崎にて、内々の面々の金子を穿鑿あれは、百枚の内十枚, をいつれも見廻る處に、この御舟を不審に思ひ、神君と見付、御迎に出る, は御忘れ被成ましとて、一筆を被下、扨伊勢白子より御舟に召、三州へ越, 六人何やらん談合の體也、神君殊之外御氣遣也、其中に裾を付て、ひた〻, 海の方へ門あきて有り、それえ入奉り、御一宿被成候へとも、すこしも御, り、休息して御跡より參れと也、此とき平右衞門所表へ廻れは路あるに、, 御船を引大濱へ著、其舟著に、永井右近親平右衞門、地侍にて堀ほり廻し、, 者共也、御船近くなると、皆互に見知、御迎に參りたるかと云て、大勢にて, 給ふ、永井右近、小澤瀬兵衞なと、御小性にて供奉仕候、參州大濱へ夕暮方, 〻と十人計干潟へ飛込、此方へ來る、彌御氣遣したまふ處に、何として御, 船に而御下向したまふやらん、内々此邊へ御著の事も有へしとて、浦邊, 寢ならす、翌日早々岡崎え入たまふ、そこにて右近、瀬兵衞は大濱の者な, 枚つゝ懷に入よとて被下、此とき御感にて、久八に十枚被下、此度の思, 天正十年六月四日, 家康大濱, ノ説, ニ宿スト, 家康大濱, ニ著ク, 天正十年六月四日, 一一三
頭注
- 家康大濱
- ノ説
- ニ宿スト
- ニ著ク
柱
- 天正十年六月四日
ノンブル
- 一一三
注記 (23)
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