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陣の皆河勢を討ちらし、段々に攻め入は、城を責落さすと云ふ事なし、皆, 首に著なし、黒の大荒馬に金覆輪の鞍を置たるに打乘て、眞先に進み出、, 羽守進み出申けるは、何樣仰御尤に存候、譬城内のよふす知れすとも、出, 大音聲に、皆河の御陣へ物申さん、某しは小田原勢の軍大將朝倉能登守, 數を過行〓、佐竹乃手前といひ、世の聞へも如何成りと有けれは、中條出, 勢一萬八千餘騎を六手に分け〓、先陣二陣の手配して、大平山より責下, の高あく五色の糸を打ませたる、實に勇々した大鎧、鍬形の白星兜を猪, るに、草倉の皆川勢心得たりと、貝鐘大皷を鳴らしつゝ、今やおそしと待, 〳〵如何と申けれは、松田尾張守、大石、間宮、朝倉の人々一同に申けるは、, 戰はゝ、責落さん〓必定なり、まつ軍勢の筋骨の塊お程の戰ひを致し、無, 譬へ皆河の城金石にして、また山城守鬼神にもせよ、御同勢一心に成〓, 二無三に皆河の城中へ切入申へしと、皆一同に申けれは、さらはとて、家, 時に氏直申けるは、斯て長陣に及ふといへとも、花〳〵した軍もなく日, 所へ、小田原勢は雲霞の〓く押來る、其中より黒皮威しの鎧を著て、則鎧, 地も難所と見へて、其樣子知れされは、これ偏に石裂の神徳による所也、, 天正十二年七月十五日, 皆川ヲ強, 氏直ノ軍, 守先陣タ, 襲ス, 朝倉能登, 天正十二年七月十五日, 七八五
頭注
- 皆川ヲ強
- 氏直ノ軍
- 守先陣タ
- 襲ス
- 朝倉能登
柱
- 天正十二年七月十五日
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- 七八五
注記 (23)
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