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つゐて四五町はかり行てみれは、猿岩のはさまより出る清水を呑、心地興ある氣色にし, かへらんとすれは、猿も又留り小こゑに鳴、ゆかんとすれは、猿さきに立て行、かれに, ぬ、玄通方々の商賣して歸宅のとき、右のところに猿のこゑすれは、また件の蟹にやは, もころさす猿をたすけけれは、さなから物いはぬはかりよろこふけしきにて、山にいり, て商賣す、年月往來するほとに、府内より浦邊へしけくかよふ、爰に高砂といふ山有、歌, て、玄通をみて清水に指さしす、不思議におもひ、たちより是を嘗てみれは、黄酒類な, ゑと聞て、玄通行てみれは、猿蟹にはさまれせん方なき躰なり、是をとりはなし、蟹を, つねに山王をふかく信していのりける、元來府内の者なれは、酒をうけ并浦邊へかよひ, さまれけんと思ひ、ゆきてみれは、猿一つ有て、小こゑになりて奧山のかたへ行、玄通, 人して過半かひ取賣程の大福人なり、かやうに分限大になりたる事は、ひとへに山王の, 御利生とそきこえし、その故は、宗悦親玄通といふもの、貧賤身にくるしみけれとも、, 程なく九州第一の徳人となりぬ、是は玄通か慈悲心より出たる泉、または山王七社の利, き舜泉なり、汲て是を賣に、もとよりつきせぬ泉なれは、人にかくしつゝうりけれは、, に柴津山とよみし名所なり、此山のふもとをとをるとき、猿しきりにさけふ、痛み鳴こ, 通ノ蓄財, 宗悦ノ父玄, 天正十三年九月十一日, 一八七
頭注
- 通ノ蓄財
- 宗悦ノ父玄
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- 天正十三年九月十一日
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- 一八七
注記 (18)
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