『大日本史料』 11編 別巻1 p.107

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く出でざる中に激しき暴風起りて、引返すの已むなきに至りしも、強風側面より吹き來り, てかゝる不幸に遭遇せしか、分明ならざりしが、このことは神が彼等の生命を守り、少く, も、この眞摯なる人々の眼より雨の如く流れたる〓によりて十分に解することを得しなる, しため、運命に任せてマジョルカに向ひ、辛うじて同地に著きたり、當時は、何故海上に, べし、彼等及び多數の來〓は、極めて靜肅に退出し、各自深き親愛の情をその顏に現した, その海上を去るに至らしめ給ひしことは明らかなり、かくして再び好天氣に惠まれ、彼, 等は幸福なる航海を續け、一五八五年三月一日, で恙なく導き給ひしが如く、風に命じて彼等の通路に嵐を起して引返さしめ、海賊をして, しならん、これによりて神が彼等に對し引續き特別なる加護を與へ給ひ、日本より當地ま, り、アリカンテに於いて船の準備整ひ、最初の順風に帆を揚げて航路に就きしが、未だ遠, ともその自由を重んじて祝福を與へ給ひしものなりき、蓋し同時刻にアルジェリの船隊が, 諸船を捕獲せんとして同海上に在りしにより、もし最初の風にて帆走せば、彼等と遭遇せ, り、彼等は既に言葉に通じゐたるが故にこれを理解し、またもし理解せざるところある, リヴォルノの港に入りた, り、, ○天正十三年正月, 三十日二當ル, ヲ出發べ, 二到著ズ, まじょるか, ありかんて, 島二寄航ズ, りがおるの, 天正十年是歳, 一〇七

割注

  • ○天正十三年正月
  • 三十日二當ル

頭注

  • ヲ出發べ
  • 二到著ズ
  • まじょるか
  • ありかんて
  • 島二寄航ズ
  • りがおるの

  • 天正十年是歳

ノンブル

  • 一〇七

注記 (25)

  • 1346,618,65,2296く出でざる中に激しき暴風起りて、引返すの已むなきに至りしも、強風側面より吹き來り
  • 1115,619,66,2296てかゝる不幸に遭遇せしか、分明ならざりしが、このことは神が彼等の生命を守り、少く
  • 1693,618,65,2296も、この眞摯なる人々の眼より雨の如く流れたる〓によりて十分に解することを得しなる
  • 1230,617,67,2295しため、運命に任せてマジョルカに向ひ、辛うじて同地に著きたり、當時は、何故海上に
  • 1577,627,66,2290べし、彼等及び多數の來〓は、極めて靜肅に退出し、各自深き親愛の情をその顏に現した
  • 541,614,66,2299その海上を去るに至らしめ給ひしことは明らかなり、かくして再び好天氣に惠まれ、彼
  • 433,606,58,1254等は幸福なる航海を續け、一五八五年三月一日
  • 657,611,65,2300で恙なく導き給ひしが如く、風に命じて彼等の通路に嵐を起して引返さしめ、海賊をして
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  • 1460,623,65,2296り、アリカンテに於いて船の準備整ひ、最初の順風に帆を揚げて航路に就きしが、未だ遠
  • 1001,622,64,2293ともその自由を重んじて祝福を與へ給ひしものなりき、蓋し同時刻にアルジェリの船隊が
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