『大日本史料』 11編 別巻2 p.270

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せしが、海深は僅に十四尋に過ぎず、加ふるに潮流は極めて速く、船は宛も後方より風を, しかして積荷の量多きために、船は屡沈沒の危險に曝され、浮揚せしむるため、これを, ため多くの支索を用ひて帆を固定し、三十人の屈竟なる男の手にてその支索を持ち、絶え, せり、航海士は一の危險を免れんとして他の危險に近づき、大陸の近くを航行してモザン, 間、平穩の日續きたり、かくてアフリカとサン・ロレンソ島の間を流るゝ危險なる水道に, ず航海士の合圖に注目しつゝ、風の強弱とその變化とに應じて帆を調節するを要したり、, めて危險にして、愼重にこれを避けて進む要あるを以てなり、ガレオン船サンチャゴ號も, 範圍に亙りて、岩礁、暗礁あり、海の色白くして波浪の裂けたるを警戒し、測深錘を便と, 入りたり、同所はインド航路の諸船の墓場なり、こゝにジュデイと稱する暗礁あり、極, ビケに向ふ心算なりしが、ソファラの海岸に著きたることを發見せり、同所の海中には廣, 受けたるが如く進み、絶えず多くの岩礁の方に向ひたり、これを引留むるために悉く帆を, 降し、錨二箇を投じたり、錨は懸りしも、錨綱は潮流の強さに堪えず、極めて太きものな, 海に投ずることを命じ始めたり、されどその後に到りて風は〓然にをさまり、二十二日の, (わが使節をインドよりヨーロッパに運びし船なり)、數箇月以前にこれに乘上げて破損, いんど航路, ニ曝サル, 坐礁ノ危險, ノ墓場, 天正十年是歳, 二七〇

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  • いんど航路
  • ニ曝サル
  • 坐礁ノ危險
  • ノ墓場

  • 天正十年是歳

ノンブル

  • 二七〇

注記 (20)

  • 517,614,73,2289せしが、海深は僅に十四尋に過ぎず、加ふるに潮流は極めて速く、船は宛も後方より風を
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