『大日本史料』 12編 2 慶長九年三月~同十年二月 p.179

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相客も興を覺しぬ、山三郎は元ゟ若輩なれは、大小なとも至て輕きものを, るへし、成敗いたすへしと申けれは、伊右衞門儀、武功有者成に依て召抱た, 殿にいふやう、伊右衞門儀、慮外千萬成ものなり、是によつて渠を私に給は, 手に取、抜て見ていふやう、へらのやうなる刀也といふて投置たり、此樣子, を山三郎聞て、不屆千萬なりと憤り、其後退出の頃、伊右衞門か刀を取て抜, 作を取出し、伊右衞門か前に差置ていふやう、凡武士たるもの、戰場にて武, さしたり、或時山三郎、左衞門殿前に出しに、彼伊右衞門か詰所に刀を差置, て見て、此刀は、奴僕さすへき刀也といふて、投て置たり、其後山三郎、左衞門, 也、足下此和歌を頼入と申けれは、彼伊右衞門甚迷惑して、赤面に及ひけり、, ぬ、山三郎悦て、相客も三四人有、いろ〳〵馳走有て、酒宴最中の頃、山三郎詩, 儀、忝次第也と挨拶して、既に十五夜に成しかは、伊右衞門、山三郎か方へ行, けるか、伊右衞門、先日和歌の事に憤りを含み居たりしかは、山三郎か刀を, り、然れ共、左樣に不屆者ならは、汝に遣はすへし、いかやうにも致へし、伊右, 功を顯はし、高名は男の役なれは珍らしからす、武藝勵の隙には、是も能慰, へ來り給へ、にか茶にても進申度よしを申たれは、思召私式御招き被下候, 慶長九年是春, 一七九

  • 慶長九年是春

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  • 一七九

注記 (17)

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