『大日本史料』 12編 11 慶長十八年三月~同年九月 p.144

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ろし、壹人の鬼、石見守をすん〳〵に引さき、殘る三人の者の口に押入くら, 問へは、いや夢は、我か心壹つにこそ眞とも思侍れ、人のきゝて眞とも思ひ, りしより、道心堅固の心さしをこり、つゐにかくまかり成ぬ、扨、其夢こそと, とも、浮ふ事は有まし、若此度命助りたらは、道心を發し、念佛を申て、後世を, はす、泣悲みなからくろふ、是はいか成る事そとみる程に、はらりたと覺し, より車を引入る音しけり、あやしとみるに、繪に書ることくなる火の車な, 願ひ侍らん、兎角、此世の樂み之は、夢幻の如し、かゝる浮めにあはんとは、兼て, ひて、珠數を求めて、物悲しさのあまりに、心もおこらぬ念佛を申侍りしに, かくなるへきゑんかは、又彌陀如來の御慈悲にや、あやしき夢を度々見侍, り、火〓おひたゝしく燃る中に、石見守親子三人、我娘參りたり、廣庭に引お, 物うき餘りの心やりにも、ひたすら念佛申侍りしに、或夜の夢に、急に門外, 思はさりし、何程財寶をたくはへたれはとて、唯今の用に、露計も立すと思, 侍るましき事なれは、語るに不及とて語らす、しゐて問けれは、語るやう、先, き所をつかみて、己れ是を食へとて、鬼我口にさしあてたり、氣も魂も失せ, て、手に持たる珠數を口にくはへ、心の中に、南無阿彌陀佛〳〵と、うりふし, 慶長十八年四月二十五日, 一四四

  • 慶長十八年四月二十五日

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  • 一四四

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