『大日本史料』 12編 11 慶長十八年三月~同年九月 p.530

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全く着用せず〕次に右手を左手に握り、之をその膝の下方に下げ、その手を前後に少し, く振り動かし、前に屈みながら、小さぎ歩みを以て、敬意を表すべき人より。横に歩みて、, 風によれり、即ち左の如し。敬禮すべき人の面前に出づる時は、先つ靴を〓し、〔靴足袋は、, らずして、之を露はせり、王は年齒七十二計りにして、彼の下に政治を執る孫は、二十二, 挺の櫂を備へたるあり、本船に近づくや、國王は自己と、その孫との乘れる二艘を除き、, 皆後方に退かしめ、彼等のみ本船に入來れり、彼等は、兩人共、肌にシヤツと、麻の下袴を, 歳計りなり、兩人共奉行を伴へり、奉行は、彼等の臣隷の指揮權を有せり、挨拶はその國, の指揮を受けて、目下該島を統治する殿樣來訪せり、, 剃り上げ、殘れる長き髮は、集めて之を後頭部に束ねたり、頭には、帽又はタルバンを被, を着け、その上に絹の上衣を着けたり、又兩人共、その脇に、二箇の刀、即彼の國の劍を帶, 四十艘の船、彼等に伴へり、その内には、一方に十挺の櫂を備へたるあり、又一方に、十五, せり、その一は、長さ約半ヤルド、他は四分の一ヤルドなり、彼等の頭の前部は、頭頂まで, 地の習慣なりと聞き、一發の祝砲を發せり、その後、直に老、王法印樣、及びそ, オヽオヽを叫ぶなり、予は彼等を、予が船室に導き彼等の爲めに饗宴を設け、音樂を聞, より、予が懇望を聽かず、通知をなさん爲めに、急ぎて歸れり、, 午後三時頃、船は干潮の爲め、最早進む能はざりしを以, て、平戸を距る僅かに半リーグの地に碇泊せり、投錨の際發砲すること、十, かしめしに、彼等は大に之を喜びたり、, 十一日, 年五月四日, ○慶長十八, 右ハ、パーチエース廻國記二掲ゲ、タルセーリ, 一航海曰記ヨリ、補ヒタルモノナリ、以下同ジ、, (六月, ト英船ヲ, 二著ス, 肥前平戸, 松浦隆信, 祖父鎭信, 訪問ス, 慶長十八年九月一日, 五三〇

割注

  • 年五月四日
  • ○慶長十八
  • 右ハ、パーチエース廻國記二掲ゲ、タルセーリ
  • 一航海曰記ヨリ、補ヒタルモノナリ、以下同ジ、
  • (六月

頭注

  • ト英船ヲ
  • 二著ス
  • 肥前平戸
  • 松浦隆信
  • 祖父鎭信
  • 訪問ス

  • 慶長十八年九月一日

ノンブル

  • 五三〇

注記 (32)

  • 402,820,55,2061全く着用せず〕次に右手を左手に握り、之をその膝の下方に下げ、その手を前後に少し
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