Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
督教は幼時より信奉する所にして之を捨つるは、神の法に背き、又世の法, 宮廷の人の尊敬を受けし身が、即日單獨に宮廷を去りて追放に就けり、明, 不平を懷かざるのみならず、神が己を試むる爲め、斯くならしむるものな, に違ふものなりと答へたり、武士并に他同席者は、更に穩なる返答を與ふ, るか、又は返答を彼等に一任せんことを求めしが、ドン・ジユストは之を拒, 招きて、事の顛末を述べ、己は之を憤らざるのみならず、却て之を喜べども、, 日本の習慣により、共に追放せられ、扶持を失ふべき家臣等の爲めに悲し, りとして、喜んで之を受け、追放者の章として、その髮を削り、重なる家臣を, し、彼等には、去つて自己の計をなさんことを求め、嘗て皇帝の寵遇を受け, 時に於ても、之に仕へんことを希望せり、然れどもドン・ジユストは之を謝, じて直に宮廷を去らしめ、その領土及び收入を沒收せり、ドン・ジユストは, み、少しもその言と異なる返答を與へざらんことを求めたり, この返答に接して、關白殿は甚しく怒り、ドン・ジユスト及び配下の士に命, む旨を述べたり、然るに家臣等は、皆彼を敬愛し、盛時に於ての如く、不幸の, へたり、ドン・ジユストは、皇帝の爲めには、その生命をも捧ぐべけれども、基, 從ハズ, 南坊命二, 慶長十九年九月二十四日, 一〇七一
頭注
- 從ハズ
- 南坊命二
柱
- 慶長十九年九月二十四日
ノンブル
- 一〇七一
注記 (19)
- 1809,582,57,2209督教は幼時より信奉する所にして之を捨つるは、神の法に背き、又世の法
- 297,575,58,2208宮廷の人の尊敬を受けし身が、即日單獨に宮廷を去りて追放に就けり、明
- 1112,580,56,2208不平を懷かざるのみならず、神が己を試むる爲め、斯くならしむるものな
- 1692,589,57,2200に違ふものなりと答へたり、武士并に他同席者は、更に穩なる返答を與ふ
- 1576,586,58,2207るか、又は返答を彼等に一任せんことを求めしが、ドン・ジユストは之を拒
- 881,578,56,2221招きて、事の顛末を述べ、己は之を憤らざるのみならず、却て之を喜べども、
- 764,579,58,2211日本の習慣により、共に追放せられ、扶持を失ふべき家臣等の爲めに悲し
- 996,580,57,2210りとして、喜んで之を受け、追放者の章として、その髮を削り、重なる家臣を
- 414,579,58,2215し、彼等には、去つて自己の計をなさんことを求め、嘗て皇帝の寵遇を受け
- 532,576,56,2210時に於ても、之に仕へんことを希望せり、然れどもドン・ジユストは之を謝
- 1230,583,57,2204じて直に宮廷を去らしめ、その領土及び收入を沒收せり、ドン・ジユストは
- 1460,586,56,1856み、少しもその言と異なる返答を與へざらんことを求めたり
- 1345,586,57,2208この返答に接して、關白殿は甚しく怒り、ドン・ジユスト及び配下の士に命
- 646,579,57,2202む旨を述べたり、然るに家臣等は、皆彼を敬愛し、盛時に於ての如く、不幸の
- 1925,596,58,2196へたり、ドン・ジユストは、皇帝の爲めには、その生命をも捧ぐべけれども、基
- 1330,209,41,123從ハズ
- 1375,208,40,164南坊命二
- 194,643,46,466慶長十九年九月二十四日
- 197,2385,41,141一〇七一







