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に大坂方となりたる故、浪人となりしか、秀頼公へ召出佐れ、大坂へ籠城侍, 下にかゝやき給ふ折〓し、大坂を捨て御味方に參り候はゝ、行末を考へた, るなとゝ人にもうしろ指をさゝれ、父信幸草の陰にて思ふ所もこれあり, りしを、家康公、かれか器量諸人に越たる事をしろしめされ、叔父隱岐守を, 又申けるは、士たるものゝ心を變するは義にあらす、若秀頼公御和睦あら, をあたふ〓し、汝今一度まいりて、此旨を言きかすへしとの上意にて、隱岐, 守、再左衞門佐かもとに來り、汝か諸人に越たるをし法しめされ、再御使を, 存といへとも、關か原にて御敵と罷成、其後浪々の身たりしを、秀頼公へ召, 勤むへき旨にて來れり、ことに一族みれ〳〵したかひ奉る事なれは、予か, 出され、多の人數を預り候へは、弓矢取身の面目にて候、今家康公御威光天, 遊さるへきとの上意也、然るに左衞門佐、隱岐守にむかひ申けるは、難有奉, 言ところを父乃ことはとおもひ、偏に上意に任すべしいへとも、左衞門佐, 候間、尊命にしたかひかたしとそ申けるを、家康公重く、しからは信州一國, はこそ家康公の御諚ももたしかたたれは、所領を給はるにも及はす、一族, 御使として仰遣されたるは、大坂を背き關東へきたる〓し、相應に御取立, 信州一國, 幸村ノ返, 幸村ヲ招, ヲ以テ招, 家康眞田, 幸村マタ, 之ヲ辭ス, 答, 慶長十九年十二月四日, 七二二
頭注
- 信州一國
- 幸村ノ返
- 幸村ヲ招
- ヲ以テ招
- 家康眞田
- 幸村マタ
- 之ヲ辭ス
- 答
柱
- 慶長十九年十二月四日
ノンブル
- 七二二
注記 (25)
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