『大日本史料』 12編 20 元和元年五月 p.143

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め、之に對する感謝の餘りに出でたるなりと陳ぜり、此詭辨は秀頼黨の人, に盆〻盛なるが故に、内府は諸人を欺き、誓約に關しては、他の三人の後見が、, は如何なる事あらんも、之に備ふることに決せり、秀頼は密に前の戰に於, を負はしめて、豫め金錢を與へたり、是は皆内府に傳はりしが、内府は眼を, をして、甚だしく憤らしめ、内府を以て其義務に背き、他人の國を奪ひたる, て之を免れんとし、秀頼に大坂を與へしは、太閤より恩惠を受けたるが爲, て離散したるもの、浪人及び不平者を集め、必要の場合に彼に盡すの義務, 秀頼の煽動に因り、其死を謀りたる時、軍を動かして自ら防ぎたりといひ, べしとの信仰の加はることなかりせば、内府の巧慧も不穩なる諸人の腦, ものと認めしむるに至れり、此の如き不平は、新なる君の傲奢によりて盆, 増長し、變動を好む日本の人心により育成せられたり、之によりて徒黨の, 對して爲したる誓約に因りて、秀頼の成年に達するに及び、帝位を返還す, を鎭靜すること能はざりしならん、然るに統治の慾は勢力の衰ふると共, 盟約を結ばんとし、使者往來し、不平者及び秀頼の間に書簡を往復し、終に, 閉ぢ、爪を隱したる猫の如くし、陰謀者に對しては蜜の如き甘言を用ひ、又, 秀頼擧兵, フ圖ル, 元和元年五月八日, 一四三

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  • 秀頼擧兵
  • フ圖ル

  • 元和元年五月八日

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  • 一四三

注記 (19)

  • 1205,627,74,2200め、之に對する感謝の餘りに出でたるなりと陳ぜり、此詭辨は秀頼黨の人
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