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貴なる寡婦, かりしとにより、秋の木の葉の如く兵士の死するもの多かりしを見て、盆〻, 内府は此人を以て、秀頼及び其母に彼の誠意を以て提供したる平和の條, しが、蛇は之を懷に養ふときは、終に其毒を以て報ゆるに至るべきことを, 有樂と此交渉を爲すと同時に、陣營より城内に秀頼の母方の叔母なる高, 兄弟にして、秀頼の部將中重鎭たる有樂の城より來らんことを求めたり、, 間にも亦種々の策畧を用ふることを忘れざりしが、其一は彼の如き大司, 前途を危み、他に方法なきを以て平和を思ふに至り、秀頼に提供すべき條, 當り、彼に背くべき多數の人あり、其の自ら名を署したるものを所有する, 提供せしめたり、秀頼と其母竝に數人の忠實なる臣下は、其條件を冷笑せ, 件を論爭せざるやう勸めしめ、尚守備軍の中秀頼が何等疑を懷かざるに, 約を書面に認め、之を秀頼に通じ、其承諾を得んと努力したり、然れども其, 令官の謀たる價を失はざるものなりき、彼は平和の條約の爲め、故信長の, ことを秀頼に傳へんことを求めたり、, を遣はし、一見守備軍に取りて、最も有利なる條件を, 實證せり、先づ第一に軍事に長じ、新に帝位の競爭者三人に勝ち、戰勝によ, ○常高院, フ指ス, 幹旋セシ, 條件秀頼, 提出セシ, 更二常高, 家康ヨリ, 院ヲシテ, 織田有樂, ヲ動カス, 家康媾和, ヲ計ル, ラシテ翰, 旋セシム, ム, 元和元年五月八日, 一五〇
割注
- ○常高院
- フ指ス
頭注
- 幹旋セシ
- 條件秀頼
- 提出セシ
- 更二常高
- 家康ヨリ
- 院ヲシテ
- 織田有樂
- ヲ動カス
- 家康媾和
- ヲ計ル
- ラシテ翰
- 旋セシム
- ム
柱
- 元和元年五月八日
ノンブル
- 一五〇
注記 (33)
- 488,627,57,347貴なる寡婦
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- 606,627,60,2229有樂と此交渉を爲すと同時に、陣營より城内に秀頼の母方の叔母なる高
- 1191,631,59,2236兄弟にして、秀頼の部將中重鎭たる有樂の城より來らんことを求めたり、
- 1426,629,60,2228間にも亦種々の策畧を用ふることを忘れざりしが、其一は彼の如き大司
- 1660,627,63,2228前途を危み、他に方法なきを以て平和を思ふに至り、秀頼に提供すべき條
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