『大日本史料』 12編 20 元和元年五月 p.160

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と多からずして、内府の兵は全市に侵入し、此所にありしものは、知りたる, は、既に半は戰敗れたるに、敵が其位置を捨て、又幸なる火災の起りしを見, じたり、之が爲め全然失望し、殆んど勝利を獲んとしたるものが、却て甚だ, ものも又知らざるものも、悉く劒に掛け、一人をも許さず、到る所虐殺を行, に據れば戰つて勝たしめんと欲し、その大兵全体を率ゐて城に向へり、是, ことなり、戰を始めしは、正午を過ぐる二時間なりしが、一時間を越ゆるこ, へたるものが、此の如き短き時間に勝利を決せしことは、實に注目すべき, 見苦しき逃走により、安全を求めんとするに至れり、之に反して内府の軍, 又市の燃え始めたるを見て、秀頼が失望の極之に火を放ちたるものと信, して此の如く大なる二軍の、各多數の司令官を有し、又精鋭なる兵士を備, れが爲め哀れなる大坂方全体の敗考となれり、彼等は不信なる内府の黨, く其望を屬したる軍隊が、其位置を去りたるを見て、逃げたるものと思ひ, て、忽ち勢を恢復し、敗走者の背後を襲ひ、之を追撃し、羊の如く寸斷せり、而, 人が、城内の數個の家に火を放ちたるを見て、全然失望に陷り、又彼等が悉, ひ、各戸掠奪し、悉く鐵と炎とに委ねたり、戰鬪二時間の後、内府は其軍の敵, 戰鬪ノ時, 間, ノ市中二, 東軍大坂, 者アリ, 城内放火, 大坂方敗, 入ル, 元和元年五月八日, 一六〇

頭注

  • 戰鬪ノ時
  • ノ市中二
  • 東軍大坂
  • 者アリ
  • 城内放火
  • 大坂方敗
  • 入ル

  • 元和元年五月八日

ノンブル

  • 一六〇

注記 (25)

  • 388,621,66,2219と多からずして、内府の兵は全市に侵入し、此所にありしものは、知りたる
  • 971,615,71,2222は、既に半は戰敗れたるに、敵が其位置を捨て、又幸なる火災の起りしを見
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  • 1089,611,69,2221見苦しき逃走により、安全を求めんとするに至れり、之に反して内府の軍
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