『大日本史料』 12編 20 元和元年五月 p.165

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た廢せられたる行列を、大坂に於て復興し、之を行ふ毎に、黄金六千スクド, の地に於て行はれしが、秀頼若し福音の教が、此狂氣に等しき迷信に反對, を消費せり、彼は帝位を恢復する望は、一切偶像に係れりと考へたれば、之, を恢復したる後、之に對して感謝を表すべきは何等疑なし、故に世人は、此, に小なる社寺も、名ある神又は佛の名を冠せられたるものは、悉く之を其, 偶像の奉仕者に、多額の金錢を分配せり、又古くして今は全く忘れられ、ま, 絶ち、其母と共に偶像の助を乞ふに至りしが故に、數年來彼及び其母は、太, 閤が彼等に殘したる多くの金錢を以て、偶像の廢寺を新築し、之を美にし、, 之を富まし、新に非常なる經費を投じて、最も美なる塀を築造せり、又如何, 戰爭を以て、秀頼の帝位に即かんが爲めよりは、偶像の宗教の爲めに行は, て、新なる軍神として尊崇せらるゝことは、啻に京都のみならず、他の多く, れたるものなりとなせり、其父太閤が其名を冠したる寺院及び小堂に於, には心の安〓及び幸福を求む、秀頼は己を幸運ならしめん爲め、坊主其他, 念頭に留めたり、此の愚なる國民は、神には財産及び身體の利盆を求め、佛, 利者となり、帝位を奪ひたるを見て、人力を以て再び之を恢復するの望を, 元和元年五月八日, 一六五

  • 元和元年五月八日

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  • 一六五

注記 (17)

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  • 296,621,61,2221の地に於て行はれしが、秀頼若し福音の教が、此狂氣に等しき迷信に反對
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