Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
野修理は元と淀殿の御里淺井家の浪士なるが、秀頼公へ召出され、淀殿に, 金銀大坂に充滿して無量なりと世に流布する故に、大御所の思召にて、其, 河泉を領し給ふ秀頼公の御微力には難叶處なり、勿論故君の洪福を以て、, せらる、其旨趣は、大佛殿の事は、故太閤御志願に仍建立有處の大梵刹なり、, せらるゝと云り、仍關東より大坂へ達せらるゝ事は、都て片桐大野へ台命, ん事、異朝の聞えも然るべからず、一つには故太閤の志願を果されざるは、, て奉之、退て評之に、片桐は台意最據なし、此上は歸坂して其趣を言上し、佛, 其嗣として忍びざる所か、須く佛殿再興然るべしとの仰なり、兩人敬伏し, 然る所其後地怪にて傾壞す、さしも異國迄聞えし大厦を崩れし儘にて閣, 有り、抑片桐大野が不和の起りは、駿府へ兩人を召て、大佛殿再興の事を托, 出頭し、次第に立身し、當時片桐に並んで執柄す、一説には、淀殿に通じて寵, には非れ共、聊愚意に落ざる事有り、佛殿再興の事、其費用幾ぞや、是當時攝, 金銀を融通させ、大坂に充る金銀を減し給はんの思召と聞えたり、尤關東, 殿再興の用意に掛るべしと云るを、大野眉を顰て、大御所の仰を違背する, に於ては、さ思召べき事なり、然れ共大坂の金銀、世上に沙汰するとは格別, 殿再興ヲ, 家康大佛, ノ意ヲ疑, ノ不和, 且元治長, 觀ム, 治長家康, 元和元年五月二十八日, 五九〇
頭注
- 殿再興ヲ
- 家康大佛
- ノ意ヲ疑
- ノ不和
- 且元治長
- 觀ム
- 治長家康
柱
- 元和元年五月二十八日
ノンブル
- 五九〇
注記 (24)
- 1816,607,66,2223野修理は元と淀殿の御里淺井家の浪士なるが、秀頼公へ召出され、淀殿に
- 399,623,68,2229金銀大坂に充滿して無量なりと世に流布する故に、大御所の思召にて、其
- 519,625,66,2236河泉を領し給ふ秀頼公の御微力には難叶處なり、勿論故君の洪福を以て、
- 1344,622,67,2230せらる、其旨趣は、大佛殿の事は、故太閤御志願に仍建立有處の大梵刹なり、
- 1582,617,65,2218せらるゝと云り、仍關東より大坂へ達せらるゝ事は、都て片桐大野へ台命
- 1108,621,68,2232ん事、異朝の聞えも然るべからず、一つには故太閤の志願を果されざるは、
- 872,624,66,2226て奉之、退て評之に、片桐は台意最據なし、此上は歸坂して其趣を言上し、佛
- 988,616,70,2232其嗣として忍びざる所か、須く佛殿再興然るべしとの仰なり、兩人敬伏し
- 1226,617,67,2228然る所其後地怪にて傾壞す、さしも異國迄聞えし大厦を崩れし儘にて閣
- 1462,609,70,2233有り、抑片桐大野が不和の起りは、駿府へ兩人を召て、大佛殿再興の事を托
- 1697,609,68,2230出頭し、次第に立身し、當時片桐に並んで執柄す、一説には、淀殿に通じて寵
- 637,631,68,2217には非れ共、聊愚意に落ざる事有り、佛殿再興の事、其費用幾ぞや、是當時攝
- 282,627,66,2226金銀を融通させ、大坂に充る金銀を減し給はんの思召と聞えたり、尤關東
- 752,621,69,2221殿再興の用意に掛るべしと云るを、大野眉を顰て、大御所の仰を違背する
- 165,637,66,2213に於ては、さ思召べき事なり、然れ共大坂の金銀、世上に沙汰するとは格別
- 1217,247,45,167殿再興ヲ
- 1264,246,42,173家康大佛
- 626,259,43,167ノ意ヲ疑
- 1442,253,43,118ノ不和
- 1487,245,43,172且元治長
- 1174,247,37,75觀ム
- 672,251,42,173治長家康
- 1931,679,46,425元和元年五月二十八日
- 1939,2415,44,121五九〇







