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へる人もおかしくぞ侍る、そも〳〵傾城傾國のことは、漢書にも見えたれ, の青暖簾をとりて、燈をかゝげしは、萬灯會にことならず、入くる人々、こみ, り、羽織をかづきて、しのぶすがたもいとおかし、乘物は揚屋のうちに入る, したりとうれしげに、跡につれたる僕のなりふりまでに、心をつけて見か, べしとの仰をうけたまはり、阿波座、瓢箪、越後、三筋の町、よしはらまで、局々, しみも、おもひやられておかしく、さればさる人、長崎の寢道具にて、京の上, ことかなはねば、西東の門口にすへさせ、内より出る面々、宿の首尾しすま, あひをしあひて、かちよりゆく、若きものは、衣紋ひきつくろい、編笠をかぶ, くありて、われ鍋にとぢぶた、たがひに情をかはし、肱を曲て枕とするたの, ば、今こゝにいはむもむつかし、されば此廓のうち、太夫をはじめて、天神、か, こひ、はし傾城まで、凡二千二百餘人に及べり、まことにそれ〴〵のおもわ, にあまたの門あれど、東西より外は常にあかず、名づけて蛤門といふ、やけ, 九軒町ほと、あそびごゝろよき所はなきと、誰しもいひけるぞかし、此うち, 〓に、江戸のはりもたせ、大坂の九軒町にて遊びたしと、ねがひしとかや、此, ばあくとにや、火事の時はひらきて、人をとをしけると也、, 編笠, 道具京ノ, 入レズ, 長崎ノ寢, 上〓江戸, ノ張大坂, 乘物ハ揚, 屋ノ内ニ, 遊女ノ數, ノ九軒町, 元和三年三月是月, 八九八
頭注
- 編笠
- 道具京ノ
- 入レズ
- 長崎ノ寢
- 上〓江戸
- ノ張大坂
- 乘物ハ揚
- 屋ノ内ニ
- 遊女ノ數
- ノ九軒町
柱
- 元和三年三月是月
ノンブル
- 八九八
注記 (27)
- 1079,655,62,2209へる人もおかしくぞ侍る、そも〳〵傾城傾國のことは、漢書にも見えたれ
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