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り、或は下に降り、其外北方にも火の玉三個見えたり、, 皇帝の御殿ある江戸の市には、日本の刀の一種なる薙刀の形状を爲せる, 又數個に分裂して、大なる焔を放ちて消散せり、, 見しが、其火の廣さは際涯なくして、例の山火事に非ずやと思ひし程なり、, 中より甚だ美麗なる圓柱出で、同夜同じ方面に十一の火見え、或は上に昇, 問せり、此按針は其問に應じて、此は粗ぼ戰亂の前兆なり、併し其戰亂は、歐, 彗星現れたり、其下方には、宛も十字架の形をなせるもの見えたり、之を見, る一里のモングウ嶽の上に火の玉顯れ、高く上昇し、見る間に六分し、次で, 一時間半繼續して後火は消え、只其後に曉の蒼き光の如きもの殘存し、其, て、皇帝は恐怖の餘り、都に出立せんとする際なりしも、當分其出立を見合, を、單に此事の爲めに召して、此の如き不思議は何故なりやと、其理由を尋, はせし程なり、噂によれば、皇帝は、多年日本に在住せるイギリスの按針手, 洲に起るものなりと答へし由なり、皇帝はキリスト教の迫害者なれば、神, に居る多數のポルトガル人及び我々は、共に、天の東に當りて大なる火を, 此日は、日本人の新年の夜に當れるが、此日長崎, 二月十五日, ○元和五年正, 月一日ニ當ル, 出現ノ理, 猶豫シタ, 出現ニ依, リ上洛ヲ, 秀忠彗星, リトノ噂, 由ヲあだ, 秀忠彗星, むすニ問, 元和四年十月十七日, 七八六
割注
- ○元和五年正
- 月一日ニ當ル
頭注
- 出現ノ理
- 猶豫シタ
- 出現ニ依
- リ上洛ヲ
- 秀忠彗星
- リトノ噂
- 由ヲあだ
- むすニ問
柱
- 元和四年十月十七日
ノンブル
- 七八六
注記 (29)
- 989,656,57,1563り、或は下に降り、其外北方にも火の玉三個見えたり、
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