『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.252

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れ、デウスを信ぜよ、デウスが貴女等に力を與へ給ふ事を信ぜよ、妾は今迄〔と彼女は, 言へり〕火炙にさるゝを稍こ怖れ居りしも、天主は妾より其の恐怖を完く拂拭し給へ, り、今は些かの恐怖もある事無し、と、而して火刑に處せらるゝや、彼女は恰もブロン, が、綱を解かれしまゝなれば悲痛と悲歎に得耐へず火より逃れ出でたり、他の殉教者等, ズ像の如く靜謐且つ堅固に不動の姿勢を保ち續けたり、彼女の傍にディエゴと呼ぶ顎髭此, ある男あり、彼も亦キリスト教徒にして、且つ修道士なるが故に火刑を宣告せられし, は彼を勵して、汝の傍なる婦人の忍耐し且つデウスの愛の爲めに死なんとする樣をば凝, 宿泊せしめし廉に依り含まれたり、此の聖なる婦人は非常に熱心にして信心深く、火刑, も蹴り且つ毆打して默せしめんとせり、されど夫にも拘らず聖なるルシアは天主の聖靈, 視せよ、汝も亦忍耐あれ、と言へり、されど此の哀れむべき男は火に耐ふる事能はず、, られ行く婦人等を激勵せり、之を見たる刑吏等は彼女より其の十字架像を取上げ、幾度, に充たされ、大聲を擧げて聖母讚歌を謳ひ、他の婦人等を勵まして曰く、怖るゝ事勿, の場に引立てられし際、手に一體のキリスト像を持ち、斬首の刑に處せらるべく引立て, 逃れ出でたり、されどそは盆無き仕業なりき、何となれば、〓惡に充てる刑吏等は其の, テ殉教者ニ, えご・ちん, ばハ火ヨリ, 逃レシヲ以, 日本人でい, 加ヘズ, 元和八年八月五日, 二五二

頭注

  • テ殉教者ニ
  • えご・ちん
  • ばハ火ヨリ
  • 逃レシヲ以
  • 日本人でい
  • 加ヘズ

  • 元和八年八月五日

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  • 二五二

注記 (22)

  • 1202,688,60,2235れ、デウスを信ぜよ、デウスが貴女等に力を與へ給ふ事を信ぜよ、妾は今迄〔と彼女は
  • 1083,686,60,2232言へり〕火炙にさるゝを稍こ怖れ居りしも、天主は妾より其の恐怖を完く拂拭し給へ
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