『大日本史料』 12編 31 元和五年七月~同年十月 p.361

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ければ、立竝びゐたる人々は、皆身動もせず、恰も嫁入若くは晴の祝祭に列, るが如しとて、大に〓采して措かず、彼女をうち眺めて、彼女を讚美したり、, やう育てられたり、彼女は、牢に繋がれし時は、産期に近かりしがため、牢よ, り出されて、我が家に歸り居りしが、其間殉教の時に著すべき夫、子供及び, あまり、互に顏を見合せぬ、彼女は十字架の前に進みゆくべく車を降るや、, きて、母にその夢を物語りぬ、母は夢を恐るゝその子を尠からず叱りつけ, さりながら、かの五人の子供に取卷かれて車上に在るテクラの姿を見る, 自己の晴の衣服を仕立上ぐるに餘念なかりき、彼女は分娩前に牢屋へ引, ことは、如何なる光景なりしぞや、信者等は歡喜に泣きぬ、異教徒は驚きの, が火刑の言渡を聞くや、言葉を盡して、懇に法吏に感謝したるほどなりき, 仰心にも富める兩親の子にして、都に生れ、いとも誠實に且神を畏敬する, たり、彼女の不撓なる心は、彼女の子供達の上に反映したり、即ちカタリナ, 奇しくも麗しき袿をとり出し、公衆の前にて、淑かに己が身に打掛け纒ひ, 〓されたり、その日、彼女の一子は、鐵鎖と手錠を夢に見、目覺むるや、恐れ戰, テクラに就きても、亦殆んど同樣に語り得べし、テクラは家柄もよく、又信, 太兵衞ノ, 子かたり, 妻てくら, 太兵衞ノ, な, 元和五年八月二十九日, 三六一

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  • 太兵衞ノ
  • 子かたり
  • 妻てくら

  • 元和五年八月二十九日

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  • 三六一

注記 (22)

  • 375,636,68,2190ければ、立竝びゐたる人々は、皆身動もせず、恰も嫁入若くは晴の祝祭に列
  • 261,634,67,2196るが如しとて、大に〓采して措かず、彼女をうち眺めて、彼女を讚美したり、
  • 1627,655,67,2184やう育てられたり、彼女は、牢に繋がれし時は、産期に近かりしがため、牢よ
  • 1512,653,68,2185り出されて、我が家に歸り居りしが、其間殉教の時に著すべき夫、子供及び
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