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計に候、中々即身成佛抔は思も不寄事に候と云、はびやん、いや〳〵、現身成, 仰可被下と云、使を返しける、其後も折々はびやんゟ珍物等を送り、ちなみ, 老母にも現身成佛を得度と思ひ給はゞ、宗門を改め、破天連宗に入たまへ, 候得共、私事は若年より念佛門に入て、六十に餘る迄只他力を願、念佛を申, 等が宗門切支丹の法ゟ外はなし、此宗門に入れば、現身成佛の印を顯す、餘, 事なれば、忝と一宿し、四方山の咄過て、はびやん申けるは、ふしぎの因縁に, 深くぞ致ける、又其秋の頃、はびやん小雨の頃を考、泉州へ趣とて、態と京都, て、斯御心易致候、御宗旨は何かは不存候得共、今時即身成佛の法と申は、我, 座敷へ請じ入、いつぞや御厚志の御附屆け忝と一禮をのべ、色々馳走致し、, 宗にて眞似もならぬ事也、喩へば餘宗は眞鍮のごとく、我宗は黄金の如し、, 最早日暮に及候、殊に雨天にも候得ば、一宿可被成といへば、本ゟたくみし, 其上にて成佛の印を見せ申べしと、辯に任せ樣々と進めける、母が曰、難有, 辯舌に任て樣々に云ければ、無是非留置、使にも種々馳走して、宜敷御禮被, を遲にして、日外の一禮ながらに、立寄申候とて、修理が屋敷に來りける、母, にすへ差出す、母は思もよらざる品々の音物なれば、色々と辭退すれ共、使, 元和六年正月是月, 一八五
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- 元和六年正月是月
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- 一八五
注記 (17)
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