『大日本史料』 12編 45 元和八年六月~同年七月 p.313

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ドロは、中央に在りしが、背後より風吹來り、兩側は聖人等に依り遮られし爲め、背中, リアの御名を唱へ、且つ、此の幸運なる勝利を完うせん事を主に懇願せり、そは火の強, が稍こもすれば身悶へて其の勇氣に恥辱を加ふる機會を作らんとせり、されどデウスの, は之を丸太を以て消し、或は水を掛けて火勢を和らげ、此等の手段を利用して、聖人等, を抱くに過ぎざりき、點火さるゝや、聖人等は皆互に笑みを交し、心の裡に於て鼓舞し, 斯くありたしとデウスに懇願す、されば尊師のかゝる恩惠を與へ給ひし事に感謝を捧げ, 結目を緩かにし置きたるなり、軈て火の燃上り初むるや、彼等は時間を長引かすべく或, ん、と曰へり、キリスト教徒等は齊しく彼等を天國に送込む事に働哭し、イエズス・マ, 合ひたり、而して聖なるフライ・ペドロは、聖なるホアチンに對して、甲必丹ホアチン, ルイスなりき、次は聖なるホアチン、最後は聖なるフライ・ペドロなりき、フライ・ぺ, よ、貴下は今日こそ天國の甲必丹となるべし、と言へば、ホアチンは之に答へて、我は, 叡智は惡魔の奸智を凌駕せり、故に彼等は當初より宛ら適温なる風呂に浴するが如き感, く燃上り、彼等の絶命し初むる迄續きたり、最初に地に斃れしは、パードレ・フライ・, 以てなり、斯くて、他の死刑囚に對して通常行ふが如く、故意に堅く縛する事無く敢て, 陳トノ對話, つにがト常, 天國ノ甲必, 三聖人絶命, 丹, 元和八年七月十三日, 三一三

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  • 陳トノ對話
  • つにがト常
  • 天國ノ甲必
  • 三聖人絶命

  • 元和八年七月十三日

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  • 三一三

注記 (21)

  • 325,682,62,2244ドロは、中央に在りしが、背後より風吹來り、兩側は聖人等に依り遮られし爲め、背中
  • 680,683,61,2246リアの御名を唱へ、且つ、此の幸運なる勝利を完うせん事を主に懇願せり、そは火の強
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