『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.319

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に靴を差出せしが、彼は之を辭し、エルサレムの苦難の道に於ける救世主に傚ひて、跣, の如きものなりき、日本の牢獄に常なる悲慘なる状態に加ふるに、彼等は嚴格なるヂシ, 以て、深き憐憫の情を唆りたり、即ち、かのスペイン人は双手を縛められ、跣足にて歩, みつゝロザリオの祈祷を誦へて、見る者をして頓に感動せしめたり、市中の一婦人は彼, 等をその面前に呼び出せり、彼等は市中を行くに、頗る憔悴し、悲慘の状を呈したるを, り、彼等は愛を以て己が犧牲を全うすべき火刑臺即ち十字架を呼び求めたり、只管なる, 謙讓の念と己が罪惡の意識とに依りて其の激越の情は抑へられ、彼等は自ら聖なる主の, 爲めに死に就くに値せざる事を惧れたり[, し廉によりて、囚禁せられ居りしなり、牢内に於ては、彼等の生活は宛も殉教の修練者, 士と呻吟し居りしが、此の戰士等は或はキリスト教徒なるが故に、或は宣教師を接待せ, ピリナ, 〓と斷食とを以てせり、同時に、彼等の靈魂は聖き希望に依りて慰められた, 〕、一日奉行は彼, 極めて深ければ、貴き神の慈惠と我がパードレ・ジヨヴァンニ・バッティスタの祈祷とに支援ノ, ○笞行ノ, 若くは火〓の中に非ざれば、他の如何なる場所に在らんよりも此の牢獄の中にある事を喜ぶものなり、而して余は十, せらるゝに非ざれば、此の幸運を〓奪せられん事を〓る、と、マイオリカ年報七八頁に據る、, し、〓く、猊下が余に宛てゝ、遠からずこの花園より去るべしと報ぜし處は、余にとりて喜悦に非ずして寧ろ苦惱な, 原註、此の美しき言葉はカストロが、彼に釋放の期待を與へ, り、誠に余は此の牢獄をスペインの凡ゆる王杖、王冠にも况して貴しとするを以てなり、又曰く、余は十字架の上, しパードレ・ド・バエサに贈りたる書翰の中に讀む事を得べ, 字架または火〓の許に引かるゝ爲めに出さるゝに非ざれば、此の牢獄より外に出づる事を望まず、されど余の罪業の, コト、, しパ, 人信徒ノ牛, 十人ノ日本, かすとろト, んぞ・で・, 活, 元和八年八月五日, 三一九

割注

  • 極めて深ければ、貴き神の慈惠と我がパードレ・ジヨヴァンニ・バッティスタの祈祷とに支援ノ
  • ○笞行ノ
  • 若くは火〓の中に非ざれば、他の如何なる場所に在らんよりも此の牢獄の中にある事を喜ぶものなり、而して余は十
  • せらるゝに非ざれば、此の幸運を〓奪せられん事を〓る、と、マイオリカ年報七八頁に據る、
  • し、〓く、猊下が余に宛てゝ、遠からずこの花園より去るべしと報ぜし處は、余にとりて喜悦に非ずして寧ろ苦惱な
  • 原註、此の美しき言葉はカストロが、彼に釋放の期待を與へ
  • り、誠に余は此の牢獄をスペインの凡ゆる王杖、王冠にも况して貴しとするを以てなり、又曰く、余は十字架の上
  • しパードレ・ド・バエサに贈りたる書翰の中に讀む事を得べ
  • 字架または火〓の許に引かるゝ爲めに出さるゝに非ざれば、此の牢獄より外に出づる事を望まず、されど余の罪業の
  • コト、
  • しパ

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  • 人信徒ノ牛
  • 十人ノ日本
  • かすとろト
  • んぞ・で・

  • 元和八年八月五日

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  • 三一九

注記 (31)

  • 295,676,63,2236に靴を差出せしが、彼は之を辭し、エルサレムの苦難の道に於ける救世主に傚ひて、跣
  • 1569,684,69,2224の如きものなりき、日本の牢獄に常なる悲慘なる状態に加ふるに、彼等は嚴格なるヂシ
  • 523,674,62,2239以て、深き憐憫の情を唆りたり、即ち、かのスペイン人は双手を縛められ、跣足にて歩
  • 410,677,61,2238みつゝロザリオの祈祷を誦へて、見る者をして頓に感動せしめたり、市中の一婦人は彼
  • 640,668,62,2243等をその面前に呼び出せり、彼等は市中を行くに、頗る憔悴し、悲慘の状を呈したるを
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  • 1221,675,69,2233謙讓の念と己が罪惡の意識とに依りて其の激越の情は抑へられ、彼等は自ら聖なる主の
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  • 1683,684,72,2233し廉によりて、囚禁せられ居りしなり、牢内に於ては、彼等の生活は宛も殉教の修練者
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  • 750,2490,76,425〕、一日奉行は彼
  • 791,667,49,1828極めて深ければ、貴き神の慈惠と我がパードレ・ジヨヴァンニ・バッティスタの祈祷とに支援ノ
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  • 747,671,49,1791せらるゝに非ざれば、此の幸運を〓奪せられん事を〓る、と、マイオリカ年報七八頁に據る、
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