『大日本史料』 12編 30 元和四年是歳~元和五年六月 p.62

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ピエル・アントワヌは、最初沈鬱悲哀の情甚だしく、彼と共に獄屋にありし, は雄々しき振舞なりしも、其後の行動より見れば、甚だ疑はしといはざる, 人々は、彼が果してよく操持を全うするや否やを疑ひしほどなりしが、間, べからず、何れともあれ彼は、鈴田の獄に導かれ、他の囚人より、聖歌の唱和, 近く棄教すべきことの前兆なりしなり、かくて遂に捕へられたる彼は、〓, 家より現れ出て自首したり、彼にしてなほ心中信仰を藏したらんには、こ, 裡に迎へられたり、かゝる喜びが續きしこと、極めて短かりしは事實なり、, 更に憂ふべきは、長崎に歸來しても、尚彼が、依然として同一の口調にて語, 他に動機あるに非ずやとの疑惑を招けることなりき、然しながら彼は、常, に教師として振舞ひ、身を隱すことに注意を怠らざりき、されど彼の操行, 走の手段を見出したれど、一婦人が彼に關し生命危きを知るや、自ら隱れ, り、久しからずして、彼の行爲が、祖國に對する〓誠に由來するよりも、寧ろ, 放埓なりしことは、スペイン國に對する憤〓偏見を示すよりも、寧ろ彼が, は、輕卒不謹愼の誹を免れず、, もなく其危懼の道理なりしこと明かにせられたり、即ち三週間の後、彼は, 木ノ放埓, とーま荒, 元和四年是歳, 六二

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  • 木ノ放埓
  • とーま荒

  • 元和四年是歳

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  • 六二

注記 (19)

  • 412,653,72,2178ピエル・アントワヌは、最初沈鬱悲哀の情甚だしく、彼と共に獄屋にありし
  • 764,652,74,2180は雄々しき振舞なりしも、其後の行動より見れば、甚だ疑はしといはざる
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