『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.352

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涯を終へ、天界の至福なる永劫の中に入りしなり、, 息せり、其の火を消して犧牲者の苦痛を長びかしめんが爲めに、人々は彼の遺骸に多量, からざりき、而して或は炎が遠く隔たるか接近するかに應じて、或は年齡に應じて、又, 或は長期に亘る苦痛の爲めに衰弱せし程度に從ひて、總べての人々は相次いで地上の生, 其の樂園は天上にも、又地上にも、之を見るを得たり、跪きて刑柱を抱擁せし人々も少, し、且つ囚獄の激しき苦痛に虐げられて、其の生涯は唯こ殉教に捧げらるゝ爲めに殘さ, 盡したり、殉教者等は少しも身體を動かす事無く、其の眼は樂園に向けて注がれたり、, れしものなりき、-一時間の後其の木綿の黒き衣服は炎に包まれ、彼は忽ちにして窒, の水を注ぎたり、されど靈魂は〓に昇天し、此の殘忍なる所行は唯こその遺骸を保つに, 處刑は二三時間繼續せり[, パードレ・カルロ・スピノラは、他の人々に先立ちて死に就けり、多年傳道の事業に盡, 過ぎざりしなり、其の遺骸は後迄も長衣を著けし儘全き姿にて硬直し居れり[, 火熱は次第に衰弱せる身體の髓を侵し、又内臓に入り、名状し難き苦痛を以て之を燒き, て, ドレ・オルファネルは更に長き時間を要したり、キリスト教徒等は砂時計を手にし, 原註、或るものは一時間半を費したり、パードレ・キムラは三時間を費し、又パー, て時間を測りたり〔ガルセスによる〕、最初の薪は燃え盡きたり、されど殉教者の多くは猶ほ生殘りたり、人々は, 新なる薪と藁と草とを運びて、其の草の束を長き竿に附け、聖なる殉教者の身體に近附け、窒息せしめんとせり、, 原註、パー, ドレ・スピ, すぴのらノ, 死, 火刑ノ有樣, 元和八年八月五日, 三五二

割注

  • ドレ・オルファネルは更に長き時間を要したり、キリスト教徒等は砂時計を手にし
  • 原註、或るものは一時間半を費したり、パードレ・キムラは三時間を費し、又パー
  • て時間を測りたり〔ガルセスによる〕、最初の薪は燃え盡きたり、されど殉教者の多くは猶ほ生殘りたり、人々は
  • 新なる薪と藁と草とを運びて、其の草の束を長き竿に附け、聖なる殉教者の身體に近附け、窒息せしめんとせり、
  • 原註、パー
  • ドレ・スピ

頭注

  • すぴのらノ
  • 火刑ノ有樣

  • 元和八年八月五日

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  • 三五二

注記 (25)

  • 969,681,59,1280涯を終へ、天界の至福なる永劫の中に入りしなり、
  • 496,681,66,2240息せり、其の火を消して犧牲者の苦痛を長びかしめんが爲めに、人々は彼の遺骸に多量
  • 1201,684,63,2231からざりき、而して或は炎が遠く隔たるか接近するかに應じて、或は年齡に應じて、又
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  • 1433,683,62,2202盡したり、殉教者等は少しも身體を動かす事無く、其の眼は樂園に向けて注がれたり、
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