『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.380

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的なる忍耐心てふ大にして困難なる試練に遭遇せしめ初めたるを以てなり、ルイジは妻, に在りて最も貧窮なるも猶ほ最も無垢と言ひ得る生活を送り居りしが、デウスは彼を訪, ね來りて、一人の子息を不治の病に罹らしめ、遂に彼より之を奪ひ給へり、此の兒を未, たる大なる前進に關しては採るに足らざる事なりきと言ひ得べし、何となれば、デウス, する人々を誰にても受入るゝ避難地たる長崎に於て生活せんと、彼地を去りたり、此處, だ葬らざるに、二人目の子息も病を得て程無くして死せり、斯くて家族は半減せしかど, ひ、最も惠み愛せらるゝ人々に爲さるゝが如く彼にも爲され初め、換言すれば彼を英雄, は此の事に痛く滿足し居りたり、何となれば彼が只管其の愛の爲め、其の信仰の務を怠, も、猶ほ彼には自己と他の二人を養ふべき手段を全く見出さざりき、されば彼は、目前, と、彼女の生みたる三人の子息を持ちしが、其の總べてを伴ひて彼は、信仰の爲め亡命, は過つ事なき魂の鑑識者にして、敢て彼をば大なる試練に遭遇せしむべき事に氣附き給, 以てなり、斯かる事柄は治く靈魂の完徳にとりては重大なる事なるも、彼が後に成遂げ, らざらんが爲め、之を忍び居たるに於ては、デウスも之を嘉し給ふものと思はれたるを, に彼等の貧を託つを見るに忍びず、其の故郷なるアリエ, に歸り行かざるを得ざり, ○有, 家、, 長崎ニ赴キ, 二兒ヲ喪フ, 有家ノ郷家, ニ還ル, 元和八年八月五日, 三八〇

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  • ○有
  • 家、

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  • 長崎ニ赴キ
  • 二兒ヲ喪フ
  • 有家ノ郷家
  • ニ還ル

  • 元和八年八月五日

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  • 三八〇

注記 (23)

  • 1070,668,64,2236的なる忍耐心てふ大にして困難なる試練に遭遇せしめ初めたるを以てなり、ルイジは妻
  • 722,677,64,2231に在りて最も貧窮なるも猶ほ最も無垢と言ひ得る生活を送り居りしが、デウスは彼を訪
  • 606,674,65,2230ね來りて、一人の子息を不治の病に罹らしめ、遂に彼より之を奪ひ給へり、此の兒を未
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