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高き山の背面の至る處より彼等を見出し、絶えず彼等に注ぎたり、冬も亦彼等にとりて, りたり、然のみならず、浸水の運ぶ蛆蟲は無くとも、彼等の周圍には常に他の蛆蟲蝟集, は夏に劣らず苦痛なりき、そは特に牢獄の場所は高所に在りし爲め、彼等は吹き晒しの, し居りたり、スピノーラ曰く、余は晝夜發汗し續けたり、と、人々はかの窒息せん許り, し不潔となり行く衣服を、背の布地の腐敗し千切れる迄著け居らざるを得ざりき〕と〓, 迄、陽光はかの緯度上の囘歸線と同じ大きさの輪を描いて彼等の周圍を巡りて、かの小, を扇ぐべき風にても吹かば幾分は一段と凉しかりしも、晝は、日の出より就眠時に至る, り、牢内へ浸入するや、嘔吐を催す如き惡臭に加へて、咀ふべき蛆蟲共をも運び込みた, りたる溝の中へ出口は開き居りしが、時折の豪雨に際しては溝は充溢して獄中に逆流せ, り、蛆蟲共は甚だ其の數多く且つ執拗なりしかば、彼等にとりては此の上無き苦痛とな, 員の排出せる汚物とに依りて生ぜしなり、便器は牢獄の一隅に在り、第二の圍との間に掘, の濁れる空氣を絶えず呼吸せざるべからざりき、彼等の圍は土壁には非ず、指數本程の, 間隔を置きて固定せる太き直立せる柱を建て囘らせしものにて、夫故、夜分こそは彼等, 風に身を曝さるゝを以てなりき、彼等が北風を防ぐ爲め蓆一枚張る事を認める程の憐憫, 蛆蟲, 夏季ノ苦痛, 陽光, 冬ノ苦痛, 便器, 北風, 元和八年八月五日, 三九〇
頭注
- 蛆蟲
- 夏季ノ苦痛
- 陽光
- 冬ノ苦痛
- 便器
- 北風
柱
- 元和八年八月五日
ノンブル
- 三九〇
注記 (22)
- 498,698,58,2231高き山の背面の至る處より彼等を見出し、絶えず彼等に注ぎたり、冬も亦彼等にとりて
- 1198,710,58,2230りたり、然のみならず、浸水の運ぶ蛆蟲は無くとも、彼等の周圍には常に他の蛆蟲蝟集
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