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波ならぬ千しまの奥の旅衣分盡してそかへるうれしさ, 殊更八朔に、箱館は公料と成て鎭府を置れけるまゝ、鎭臺をはしめ有司の住居抔夫こ計ら, 稱名寺を調所に成して、配下の人こ皆打寄、おのれも日毎に參りて公の事共取あつかふ、, 廿八日、わしの木を出て廣き山道を行て宿のへ抔過、大沼小沼を見て、登り下りけはしか, 一目に見て、風景いとよし、南部の山こ近くみゆるとて、誰も〳〵悦あへるもおなし心な, らぬ道也、大峠といふ所に休らふ、爰ゟは東南に間近、南部津輕の山こ、こなたに箱館山, 廿九日、箱館につきて爰にはしはし滯留する事なれは、やとりも假初の事ならす、市町軒, り、, 山を下りて大野村にやとる、, 端たてつゝきたるさま珍らしく、何事も〓たりて古郷にかへりし心地して、, 海越しの山は間近く陸奧やこなたにしるき箱たての里, 所トナス, 稱名寺ヲ調, 箱館著, 村垣淡路守公務日記附録一, 三八一
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- 所トナス
- 稱名寺ヲ調
- 箱館著
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- 村垣淡路守公務日記附録一
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- 三八一
注記 (16)
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