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の事思ひ出られて、かそふれは八とせに成ぬ、, 同廿一日、晴て西北の風少こ吹けるまゝ、引舟して港口に出て、午の貝吹頃帆を揚けて出, てけるか、風いとよわく、日の暮る頃安房の洲の崎に至り、夜半に北風に成ぬ、, 同廿日、けふも風あしく浦港に止る、, 夕泙ニ成て海面かすみて、, 災を免かれし山寺も其儘なれと、其時同し命を蒙りし人こ今は半かわりけれは、さま〳〵, 頃、伊豆の下田港に碇泊す、此港今は鎭臺もなくいとさひし、過し年此港にありて海嘯の, 三月廿二日、曉より子丑ノ風はけしく、御舟進み兼、天明の頃ゟ西に〓〓して、午の貝吹, 思ひ出けり, 此浦も磯馴の松の岩かけにやとりし事を, 眞帆片帆夕日いさよふ海原や下田の浦の, 下田港ニ碇, 泊ス, 村垣淡路守公務日記附録三, 五四
頭注
- 下田港ニ碇
- 泊ス
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- 村垣淡路守公務日記附録三
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- 五四
注記 (15)
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