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八丈島記一卷, 予幼時本州・駿州・相州邊にも上農の家にはかならす他屋ありて、經水の婦・産婦別火を, 食す、但、島の法の如く太嚴ならさるのみ、諸州とも今に偏僻の海濱に尚存す、けたし古, らんや、海島記に據れは天明の巡島使其令行はれさるに似つれとも、實に良吏の手段感す, 拘んや、身の愼に泥み却て不孝不義を求め、道に背事目前たるゆゑその譯を示しつるに、, て今度他屋をこほちすて、その跡は畑にうかちたりといへり、按るに、秋山章か海島志に, 昔神道清潔を尚ふ遺俗か、當時はまた天災多しとて稍々に故に復すと聞りといふ、かノ, る習俗は久しくその人心に染たる事なれは、やゝもすれは舊に復する事、殉死を禁せら, 心あるものは久しく此事を歎くといへとも、若神佛の祟りもあるへきやとて誰か先にこ, るゝ後もその事屡ありしにても知るへし、もし寛文の政のことく至誠側但の心よりこれ, るにあまりあり、草木圖凡二百二十八品、魚鼈圖凡三十二品、鳥圖凡四品、みな著色あり、, をおかすものあらは嚴科に處すへきとの命出てなば、愚民といへとも豈化せさるものあ, れを止るものなきと聞へけるゆゑ、かつて神佛の咎あるましき事を告訓けれは、みな悦, 〓の風土記のうちより八丈のところのみを單出せしものなり、たゝまゝ批評するものあ, 引の風, 册, 寫本, 一了一, ノ部分ヲ單出, 記ノ内八丈島, ハ畑ニ穿ツ, 伊豆海島風十, 他屋ヲ〓チ跡, セシモノ, 編脩地誌備用典籍解題卷之十, 三二
割注
- 册
- 寫本
- 一了一
頭注
- ノ部分ヲ單出
- 記ノ内八丈島
- ハ畑ニ穿ツ
- 伊豆海島風十
- 他屋ヲ〓チ跡
- セシモノ
柱
- 編脩地誌備用典籍解題卷之十
ノンブル
- 三二
注記 (26)
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