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ことが出來ない。初め尚忠は、幕府の書状は一片の風説書に過ぎざりしより、傳, モ急速快氣之期如何可有之哉。繁務之御時節被恐入候ニ付、辭職之儀被相願, 候事故、願之通被遊勅許候テ、近衞左大臣へ關白宣下可有之被思召候ニ付、御内, として、關白・内覽の兩職及び氏長者・隨身・兵仗等を辭するの止むなきに至つた。, の任免は幕府の同意を要するを以て、前日著任せる所司代酒井忠義に、, と通達して、之を關東に傳達せしめられたのであつた。朝臣の尚忠排斥は斯く, 朝廷は四日其の請を允して内覽を罷め、忠熙をして之に代らしめた。但し關白, 九條關白一昨年被蒙重職被畏入候得共、其後兎角持病差發、此頃逆上強健忘、迚, して其の目的の一半を達するを得たのである。, なしと答へたるのみなりと辯疏したが、遂に健忘症の爲、重任に堪へ難きを理由, た。事ここに至つては、幕威を藉つて權勢を擅にせる關白と雖も、如何ともする, 奏をして披露せしめざりしのみ、又添書の儀は傳奏より商議ありし際、漫然異議, 所以を奉答したので、九月二日内勅を齊敬に授け、尚忠に辭職を諭し給ふに至つ, 慮被仰進候間、思召之通無滯相濟候樣、宜有取計候事。(井伊家公用方祕録), 忠熙の新, 覽罷免と, 尚忠の内, 任, 第三章大獄第一節密勅降下後の情勢, 五四五
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- 忠熙の新
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- 第三章大獄第一節密勅降下後の情勢
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- 五四五
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