Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
發しなかつた。幾ばくもなく大老井伊直弼の許には、長野主膳から京都の形勢, て西上の途に就いたが、此の日忠義も亦京都に著任した。然るに直〓の憂は果, 飜つて江戸に於ける當時の情勢を見るに、上京遷延中なりし所司代酒井忠義, して事實となつて現れ、九條關白は、詮勝の入京以前に目的を遂げようとする朝, 臣等の排斥運動に堪へ兼ねて、關白及び内覽を辭するの止むなきに至り、朝議は, 目〓に迫れることとて、努めて之を抑止せられたいと申送つたのであつた。, 尚忠の内覽を罷めて左大臣近衞忠熙をして之に代らしめ、關白の更迭は前例に, 送つて、關白九條尚忠排斥の運動が擡頭してゐるやに仄聞するが、詮勝の入洛も, は、安政五年八月十六日に至りて漸く西上の途に就いたが、老中間部詮勝は猶出, よつて幕府に御垂問あらぜ給ふに至つた。忠義は五日直ちに書を上京の途上, 斯くて詮勝は九月朔日將軍に〓して暇を乞ひ、三日江戸を發して木曾路を經, は意外に險惡であつて、樂觀を容さない旨の書状が一再ならず到著したので、直, 〓ば直ちに之を詮勝に示して、速かに出發せんことを促した。又一書を忠義に, にあつた詮勝に送つて、右の經緯を報じたが、關白辭職の報に接して、當時如何に, 九條關白, の辭職と, 間部詮勝, の出發, 所司代, 酒井忠義, の上京, 第六編戊午の大獄と其の反動, 五五二
頭注
- 九條關白
- の辭職と
- 間部詮勝
- の出發
- 所司代
- 酒井忠義
- の上京
柱
- 第六編戊午の大獄と其の反動
ノンブル
- 五五二
注記 (23)
- 1497,582,62,2280發しなかつた。幾ばくもなく大老井伊直弼の許には、長野主膳から京都の形勢
- 807,588,58,2274て西上の途に就いたが、此の日忠義も亦京都に著任した。然るに直〓の憂は果
- 1729,644,61,2216飜つて江戸に於ける當時の情勢を見るに、上京遷延中なりし所司代酒井忠義
- 692,591,58,2276して事實となつて現れ、九條關白は、詮勝の入京以前に目的を遂げようとする朝
- 576,586,59,2275臣等の排斥運動に堪へ兼ねて、關白及び内覽を辭するの止むなきに至り、朝議は
- 1038,583,58,2162目〓に迫れることとて、努めて之を抑止せられたいと申送つたのであつた。
- 461,586,56,2274尚忠の内覽を罷めて左大臣近衞忠熙をして之に代らしめ、關白の更迭は前例に
- 1154,584,58,2274送つて、關白九條尚忠排斥の運動が擡頭してゐるやに仄聞するが、詮勝の入洛も
- 1613,584,62,2278は、安政五年八月十六日に至りて漸く西上の途に就いたが、老中間部詮勝は猶出
- 344,591,59,2274よつて幕府に御垂問あらぜ給ふに至つた。忠義は五日直ちに書を上京の途上
- 920,650,59,2214斯くて詮勝は九月朔日將軍に〓して暇を乞ひ、三日江戸を發して木曾路を經
- 1383,586,61,2277は意外に險惡であつて、樂觀を容さない旨の書状が一再ならず到著したので、直
- 1268,581,60,2277〓ば直ちに之を詮勝に示して、速かに出發せんことを促した。又一書を忠義に
- 228,597,58,2261にあつた詮勝に送つて、右の經緯を報じたが、關白辭職の報に接して、當時如何に
- 329,335,40,163九條關白
- 285,336,39,157の辭職と
- 918,330,42,163間部詮勝
- 874,331,41,121の出發
- 242,332,41,127所司代
- 1734,316,41,163酒井忠義
- 1690,323,40,117の上京
- 1846,705,49,750第六編戊午の大獄と其の反動
- 1848,2363,43,117五五二







