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藩に比しては積極的であつたと云へよう。然るに水戸藩にあつては自ら是と, 主張するところがない。彦次郎も彝之介に宛てた書中に、輕擧して事を誤つて, とて幕府の横暴を憤り、天下の形勢を憂へてはゐるが、未だ除奸計畫に至つては, 立場を異にし、幕府は豫てから齊昭主從が幕府に對して異圖を抱いてゐると猜, 疑してゐたので、若し水戸藩士が輕擧して事を誤らば、累を直ちに齊昭・慶篤父子, 之狡計と相見、不堪憤怒之至, に及し、やがては同藩の滅亡を來すべき虞なしとしないのである。これ水戸藩, 臣子之赤族はものゝ數ニは無之候へ共、人々父母妻子之痛哭艱難如何計ニ可, 有之哉、實に逆〓滿天とも可申、總な赤青二鬼, は〓を齊昭に及すであらうから、時機の到來を待つやうにと言ひ、鮎澤伊太夫の, 有志の最も憂慮したところで、除奸計畫の如きも當初は極めて愼重なる態度を, 之潜伏等三仁とも可申、其他忠義之, ニ奉存候。, 徒累々逮捕に就候義、憫傷之至、相模入道之暴逆にも比競可致慘酷世界、固より, 以て臨んでゐる。是より先彝之介から孫二郎・多一郎等に宛てた書中に、, 之幽囚、臺山, 之横死、鵜吉, (安政五年十二月二十八日附書翰), 鳴鶴, 二奉存候。(安政五年十二月二十八日附書翰), 詮勝, 直弼, 勝野, 豐作, 左衞門, 〓飼吉, 伊三次, 日下部, 水戸藩の, 持重, 第六編戊午の大獄と其の反動, 六九四
割注
- 詮勝
- 直弼
- 勝野
- 豐作
- 左衞門
- 〓飼吉
- 伊三次
- 日下部
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- 水戸藩の
- 持重
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- 第六編戊午の大獄と其の反動
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- 六九四
注記 (32)
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