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法皇を見進せはやと歎かせ給ふときこしめして、法皇、, るへき、唯是は生をかへたるかと思召すも忝し、, 家隆、便宜に付て、恐れ〳〵御歌の御返事を申されけり、, けれは、修明門院に御消息あり, 我こそは新島守よおきの海のあらき浪風心してふけ, ねさめしてきかぬを聞てかなしきはあら磯波の曉のこゑ, 都に定家、家隆、有家、雅經さしもの歌仙たち、此御歌の有樣を傳承て、唯もた, かくて日數重なれは、隱岐國へそつかせ給ふ、是なん御所とて入奉るを、御, 七條女院と申は、故高倉院の御后、一院の御母にてそまし〳くける、今一度, 覽すれは、あさましけなる筥ふきの薦の天井、竹の簀子也、をのつから障子, 出雲國大うらと云所につかせ給ふ、見尾崎と云所あり、それより都へ使有, たらちねのきえやらて待露の身を風よりさきにいかてをかまし, へこかれ泣悲しみ給へ共、罪に恐れて御返事をも申されす、され共正三位, しるらめやうき身を崎の濱千鳥鹽ひもあへぬ袖のけしきを, の繪なとに、かゝる住おかきたるを御覽せしより外は、いつか御目にも懸, ○中, 略, 著御, 二御消息, 修明門院, 隱岐ニ著, 家隆歌ヲ, 御歎, 奉ル, 行在ノ有, フ奉ラル, 七條院ノ, 大うらニ, 御, 樣, 承久三年七月十三日, 四〇
割注
- ○中
- 略
頭注
- 著御
- 二御消息
- 修明門院
- 隱岐ニ著
- 家隆歌ヲ
- 御歎
- 奉ル
- 行在ノ有
- フ奉ラル
- 七條院ノ
- 大うらニ
- 御
- 樣
柱
- 承久三年七月十三日
ノンブル
- 四〇
注記 (32)
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