『大日本史料』 9編 20 大永3年4月-大永3年9月 p.361

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はかり番にかハりて、終夜なてさすられておもふ事なし、あけてもくれても眷屬ともに, をほり、水を入、魚を放、鳥を浮め、冷敷と名つけ、南面の戸を開は金銀をちりはめ、, 月の光のさやけきに、すゝろに身をやこかすらむ、蟲の音にさそはれて、都をおもふ〓、, 草葉の露にあらそひて、袖をしほる計也、籠の御前と名付て、夜ハ此内に住女房十餘人, もむきたり、女房城の内鬼住家をありのまゝにをしへ給へ、然ハ鬼を滅て、城をも破、, 給ひけるハ、さてハ哀なる事かな、我等をハいかなる物とか思給、宣旨を蒙て此所へお, の糸を亂しくるかとみえてこまやか也、花吹風ハ和にして、軒端の梅や匂らん、夏は地, 四方四角にハ春夏秋冬を作り、春は柳・櫻、東面の戸を開ハ枝に鳥の音なめらか也、柳, を殖をきて、枝折敷と名付、西の戸を開は竹の林、其孟宗か心やかよふらん、よろしき, 玉の柱を立、庭にハ冷々たるなきさにハ影みえて、水鳥浮木かと覺たり、秋ハ萬の紅葉, 女房たちを都へのほせ奉らん、とたのもしくのたまへは、なのめならす悦て、うちとけ, 給ける、此川上に石のつゐち大なる門ある内外に、おそろしけなる者共二三十人番して、, 其奧に石をたゝみ、壇をつき、其上に石のついちをつきまはし、鐵の扉立て、その内の, ひ給へ、都の父母御前のこひしさいかゝすへきとて、ふしまろひ、なきけれハ、頼光の, 光景, 鬼ノ岩屋ノ, 四季ノ庭ア, 大永三年九月十三日, 三六一

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  • 光景
  • 鬼ノ岩屋ノ
  • 四季ノ庭ア

  • 大永三年九月十三日

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  • 三六一

注記 (19)

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