Loading…
要素
ノンブル
OCR テキスト
有まじと仰らるゝ、そこにて板垣申上る、晴信公詩を作り給ふ事大方になされ候へ、國, ろしめされたりと、御褒美なのめならざる儀也、板垣信形申は、是より能作候事は今か, す儀を、我等式なましひに御家の宿老のまねにて仕らざるはいかゞと存奉りて、かくの, 持給ふ大將は、國の仕置、諸侍をいさめ、他國をせめとりて、父信虎公十双倍名を取給, はゝ、信虎公と對々にて御座候、子細は信虎公の御無行儀にて、婬亂無道にまし〳〵、, ら幾年許にて罷成へく候やと申上る、晴信公宣は、是からは能作らん事連々に少も苦勞, 御身のすき給ふ事をすごして、心のまゝにあそばすは、信虎公の百双倍も惡大將にて御, 通に候と申さるれは、晴信公大きによろこび給ひ、板垣晴信ためを思ふ事是にて存知し, 或はふかき科ある者をも、大方の科人をも同前に御成敗あり、御身の腹さへ立給へは、, 善も惡も辨なしに仰付られ、御機に入たる者には、一度逆心の族にも、卒爾に所領を下, 精を出し、俄に詩を作習事何としてかくの分そと問給へは、板垣申は、御屋形樣あそば, を信虎公の非道と御覽あり、父にてましませど、追出し給ふ、晴信公三年もたゝざるに、, 座候といさめ申事、御立腹にて、板垣を御成敗に付ては、尤御馬のさきにて討死仕ると, され、忠節忠功の武士をも、科なきに頭をあげさせぬ樣にあそばし、萬事逆なる御仕置, 天正元年四月十二日, 二四八
柱
- 天正元年四月十二日
ノンブル
- 二四八
注記 (16)
- 1093,798,66,2141有まじと仰らるゝ、そこにて板垣申上る、晴信公詩を作り給ふ事大方になされ候へ、國
- 1316,804,65,2134ろしめされたりと、御褒美なのめならざる儀也、板垣信形申は、是より能作候事は今か
- 1537,802,65,2129す儀を、我等式なましひに御家の宿老のまねにて仕らざるはいかゞと存奉りて、かくの
- 979,802,68,2139持給ふ大將は、國の仕置、諸侍をいさめ、他國をせめとりて、父信虎公十双倍名を取給
- 867,807,68,2097はゝ、信虎公と對々にて御座候、子細は信虎公の御無行儀にて、婬亂無道にまし〳〵、
- 1203,803,68,2139ら幾年許にて罷成へく候やと申上る、晴信公宣は、是からは能作らん事連々に少も苦勞
- 307,807,71,2139御身のすき給ふ事をすごして、心のまゝにあそばすは、信虎公の百双倍も惡大將にて御
- 1427,801,64,2134通に候と申さるれは、晴信公大きによろこび給ひ、板垣晴信ためを思ふ事是にて存知し
- 755,805,69,2106或はふかき科ある者をも、大方の科人をも同前に御成敗あり、御身の腹さへ立給へは、
- 642,804,69,2137善も惡も辨なしに仰付られ、御機に入たる者には、一度逆心の族にも、卒爾に所領を下
- 1648,798,65,2135精を出し、俄に詩を作習事何としてかくの分そと問給へは、板垣申は、御屋形樣あそば
- 419,808,71,2153を信虎公の非道と御覽あり、父にてましませど、追出し給ふ、晴信公三年もたゝざるに、
- 195,814,70,2134座候といさめ申事、御立腹にて、板垣を御成敗に付ては、尤御馬のさきにて討死仕ると
- 532,811,70,2134され、忠節忠功の武士をも、科なきに頭をあげさせぬ樣にあそばし、萬事逆なる御仕置
- 1759,903,46,393天正元年四月十二日
- 1769,2450,41,119二四八







