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豐前守, 丈計, 留て、逐てかゝる敵を五騎迄〓て落し、尚大將に組て差違へんと、信種の馬, を打て競來る、信種は黒糸威の鎧を著し、黒き馬に乘て、大身の鑓の柄は一, 上て自害せんとする所を、大炊助ろ若黨, 印を目に掛て進み懸る所を、池田左馬允、大川野玄蕃允、岡九郎兵衞なと云, 度に咄と崩もて、北をさして引退く、參河守は、いづくへか引だき、唯一騎踏, に見えたるを押取、眞先に進みければ、三千餘人死を, さまに二刀さして刎返し、大炊介に首をぞ取とける、波多ハ七山に向たる, 陣に崩かゝる、一陣破て殘黨全からされば、波多が旗本騷立て、下知をも不, 勢を呼返し待揃ける間、二の目延引しければ、池田、徳末以下敗北の士卒本, 旗本の勢も臆病心付て引色にぞ見えにくる、斯りける處に、原田家臣深江, 上より責合する、吉井左京亮は橘嶺より横合にかゝるを見て、波多が勢一, 一擧の内に輕んして、喚て蒐りたりくり、波多も形の如く備を立直し、蒐合, て戰けるが、先手の勢は即時に追立られて、右往左往に成て物の用に不立, 聞分、摩にも不〓、備を立兼たる所に、信種先陣後陣一手に成、三千餘人太皷, 郎從五百餘人にて、深江岳の城より打出、船にて海, 走りかゝり、組て引かつき揚, 記、二丈ニ作ル, ○筑前國續風土, ○筑前國續風土, 記、良治ニ作ル、, 一本, 勘助, 信種ノ追, 撃, 天正十二年三月十三日, 八九五
割注
- 記、二丈ニ作ル
- ○筑前國續風土
- 記、良治ニ作ル、
- 一本
- 勘助
頭注
- 信種ノ追
- 撃
柱
- 天正十二年三月十三日
ノンブル
- 八九五
注記 (28)
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