『大日本史料』 11編 6 天正12年3月 p.289

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少きを見て大に笑ひ、驕慢に充ちて、予は此の如く少數の兵と戰はんため, 我が防柵の壁に刺し、梯子の如くして上り、柵内に入りて戰はんがためな, はれ、軍隊の外何物をも見ず、而も兵は、皆優秀にして、その武器は甚だ良く、, 見るに及び、薩摩の兵は色を變じて相顧み、その唇及び〓を震はせ、死の汗, 速に戰を終るため、短き木の一端の尖りたるものを多く持來れり、これを, を流したり、隆信の軍は三方に分れ、一隊は山に沿ひ、第二は通常の道を通, 駕籠に乘りて、軍隊の中に在り、高き岡に上りて、我が陣營を望見し、兵數の, なりき、この軍は攻防の武器と糧食、彈藥その他必需品を充分に備へ、また, り、薩摩の兵は、はじめ敵の來るを見、その數甚だ多かるべしとは想像だも, たりしが、城に籠り居たる者の喜悦は、これに正比例せり、隆信は六人擔の, 劒及び短劒の鞘も、金銀の裝飾を施し、兵士は青年にして、體格頑強なるを, しと考へしが、島原より三會の城に至る一レグワの野は、悉く兵を以て蔽, せず、己の力を信じ、短時間にこれを敗りて、全滅せしむること容易なるべ, り、第三は海岸に沿ひて來れり、而して我が兵はこれを見て、恐を懷き呆然, 魔は眞實を告げざりしと見ゆ〕彼はキリシタンの名に對する相當なる敵, 隆信ノ兵, 進ム, 隆信ハ駕, 島津勢ハ, 三道ヨリ, 籠ニ乘ル, 龍造寺勢, ノ大兵ニ, 驚ク, 天正十二年三月二十四日, 二八九

頭注

  • 隆信ノ兵
  • 進ム
  • 隆信ハ駕
  • 島津勢ハ
  • 三道ヨリ
  • 籠ニ乘ル
  • 龍造寺勢
  • ノ大兵ニ
  • 驚ク

  • 天正十二年三月二十四日

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  • 二八九

注記 (26)

  • 304,620,63,2193少きを見て大に笑ひ、驕慢に充ちて、予は此の如く少數の兵と戰はんため
  • 1592,615,67,2199我が防柵の壁に刺し、梯子の如くして上り、柵内に入りて戰はんがためな
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