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どもその動くを見て、手を取りて起せしに、彼は不思議にも意識を囘復し、, 鐵板の高さ人の腰に達するものを持ち來りて、彼等の前に置きたれば、こ, たその軍旗には、大なる十字架を畫き、我等の文字にて、ゼズスの名を記せ, て大なる危險に瀕したり、家臣の一人名を備前守と云ふ者、幅二パルモの, は雨の降るが如くなりしが、ドン・プロタシオ及びその兄弟の心は、長く此, しを以て、これに信頼しゐたり、この間に、隆信の軍は、普通の行進をなさず、, ン・プロタシオは走せ來りしが、既に死したりと爲し、その儘放置せり、然れ, 先づ五百挺の銃を發射せり、我が兵はこれに應じて地に平伏し、次に鎗を, ざるが故に、ドン・プロタシオ及びその兄弟ドン・エステバンは、銃隊に面し, の如く屈するに忍びず、少しくその體を露出したるに、大なる彈丸忽ち激, 以て襲來するを待ち受けたり、日本人は、我等の如く膝當または楯を用ひ, しき勢を以て、ドン・エステバンの頭に當りたれば、彼は地上に倒れたり、ド, 射撃の大部分を受くることゝなりたり、されど法王の聖匣を頸に掛け、ま, 月形に非常なる勢を以て進撃し、中務及びドン・プロタシオの陣營を圍み、, れを以て、僅に身を蔽ふことを得たり、敵は長時間大なる銃を發射し、彈丸, 日本人ハ, キ耶蘇ノ, 軍旗ニ十, 名ヲ記ス, 字架ヲ畫, 楯ヲ用ヒ, ズ, 天正十二年三月二十四日, 二九一
頭注
- 日本人ハ
- キ耶蘇ノ
- 軍旗ニ十
- 名ヲ記ス
- 字架ヲ畫
- 楯ヲ用ヒ
- ズ
柱
- 天正十二年三月二十四日
ノンブル
- 二九一
注記 (24)
- 288,620,58,2224どもその動くを見て、手を取りて起せしに、彼は不思議にも意識を囘復し、
- 988,621,59,2202鐵板の高さ人の腰に達するものを持ち來りて、彼等の前に置きたれば、こ
- 1807,625,60,2199たその軍旗には、大なる十字架を畫き、我等の文字にて、ゼズスの名を記せ
- 1104,623,60,2199て大なる危險に瀕したり、家臣の一人名を備前守と云ふ者、幅二パルモの
- 755,628,59,2200は雨の降るが如くなりしが、ドン・プロタシオ及びその兄弟の心は、長く此
- 1688,622,60,2222しを以て、これに信頼しゐたり、この間に、隆信の軍は、普通の行進をなさず、
- 405,629,59,2198ン・プロタシオは走せ來りしが、既に死したりと爲し、その儘放置せり、然れ
- 1455,622,60,2207先づ五百挺の銃を發射せり、我が兵はこれに應じて地に平伏し、次に鎗を
- 1223,631,58,2195ざるが故に、ドン・プロタシオ及びその兄弟ドン・エステバンは、銃隊に面し
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