『大日本史料』 11編 別巻2 p.275

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ともに海中に落ち、船は正常の位置に復したり、然るに一の危險より逃れて、再び他の危, を感じ、船の位置を回復する唯一の手段たる檣柱の切斷をなす能はず、危機を〓すること, に出づるや、忽ち空は曇り、激しき風不意に左舷に吹付け、船は浸水して右方に傾きた, 險に陷りたり、暴風は盆激しく、雨を加へて荒天となり、加ふるに夜の闇に鎖されたれ, て、航海士は勇を鼓し、自ら檣柱に登り、斧にて帆綱の元を切斷せり、かくて帆桁も帆も, り、手を盡したれども少しも復舊すること能はず、半は水に蔽はれ、十五分間進みて、殆, んど沈沒に瀕したり、この事は〓然に起り、船が一方に傾きしために、水夫等すらも眩暈, モザンビケに入りたるより六箇月半を經て、順風に帆を張りて出航せり、されど翌日大海, 困難なりき、航海士が、帆綱に、と叫びしとき、諸人は孰れも斧または劍を執りて、これ, を切らんとして集まりたり、されど檣は依然として存し、帆は波の上に垂れゐたりたるを以, して、再び風の季節至りしとき、他の良き船無き場合には、該船にてパードレ等とかの少, 年等とをゴアに送るべく命ぜんことを求めたり、蓋し同地方よりインドに向けて吹く風の, る日本人等の事を思ひ、この二檣帆船の派遣を總督に請ひ、またモザンビケの司令官に對, 季節は一年僅に二回、則ち三月と八月とに過ぎず、かくして三月十五日, 即ち, 月七日當ル, ○天正十五年二, 向ケテ出航, ヨリごあニ, もざんびけ, 難破ノ危險, ス, 天正十年是歳, 二七五

割注

  • 月七日當ル
  • ○天正十五年二

頭注

  • 向ケテ出航
  • ヨリごあニ
  • もざんびけ
  • 難破ノ危險

  • 天正十年是歳

ノンブル

  • 二七五

注記 (24)

  • 393,606,69,2306ともに海中に落ち、船は正常の位置に復したり、然るに一の危險より逃れて、再び他の危
  • 867,601,73,2301を感じ、船の位置を回復する唯一の手段たる檣柱の切斷をなす能はず、危機を〓すること
  • 1223,602,68,2305に出づるや、忽ち空は曇り、激しき風不意に左舷に吹付け、船は浸水して右方に傾きた
  • 274,606,72,2299險に陷りたり、暴風は盆激しく、雨を加へて荒天となり、加ふるに夜の闇に鎖されたれ
  • 510,606,71,2304て、航海士は勇を鼓し、自ら檣柱に登り、斧にて帆綱の元を切斷せり、かくて帆桁も帆も
  • 1104,600,72,2310り、手を盡したれども少しも復舊すること能はず、半は水に蔽はれ、十五分間進みて、殆
  • 989,601,69,2311んど沈沒に瀕したり、この事は〓然に起り、船が一方に傾きしために、水夫等すらも眩暈
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