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も消失、漸々人心地付て、直に家に歸りけるか、親とも不思議に思ひ、彼上な, る物の露をほろけは、皆金色の砂粉あり、是こそ金といふものにて有へく、, 上方へ遣數拾貫之代物に替て、多くの田畑を買求、大福人と戌、其子孫今に, え上けれは、幸其年奈良の大佛造營の比にて、彼金泥を以、大佛を彩色奉り, けるか、否々、此邊に金有山ゟ堀たる芋か、あれ程の貧女にて、是程の行跡は, 失けり、絶て久しき事なれは、只物語のみにて候、又某等か祖父抔の云傳に、, て、其光目を遮り、不覺倒伏しけるか、少時有て息吹出見れは、最早光りもの, に、目には今に見不申候、傳聞上代の事に候わん、此處え都ゟ人來り給ひ、其, 思ひも不寄、免角呼んて尋んとて、彼を招色々馳走して尋けれは、老婦か曰, 候由、其後段々堀傳候しか、當國の主阿陪殿とやらの亡し時より、一切ニ盡, あの山の奧にて、其邊に童子朝草刈に行たりしか、草の葉一宇金色の露上, に、某に賄して、芋の土に金を入れしよな、免角彼を呼て此芋を返んと被思, 有山を知て、其時國主と内談し、砂金數千斤を求てけり、其年の國役に、禁裏, 昔ゟ此處に砂金と申もの有之由聞傳候得共、可堀すへも存ねは、只音のみ, 金にて、十左衞門大に心驚き、扨は彼の女めか、訴訟はやく裁許を得んため, 慶長九年是歳, 八六三
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- 慶長九年是歳
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- 八六三
注記 (17)
- 507,626,62,2213も消失、漸々人心地付て、直に家に歸りけるか、親とも不思議に思ひ、彼上な
- 394,625,60,2224る物の露をほろけは、皆金色の砂粉あり、是こそ金といふものにて有へく、
- 276,624,60,2210上方へ遣數拾貫之代物に替て、多くの田畑を買求、大福人と戌、其子孫今に
- 1090,637,60,2208え上けれは、幸其年奈良の大佛造營の比にて、彼金泥を以、大佛を彩色奉り
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