『大日本史料』 12編 6 慶長十四年正月~同十五年二月 p.822

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かりしかば、有馬殿は勝利を得るの望なく、追撃を中止せり, 失ふことなく、此所より二里を距てたる一港に至らんと欲し、豫め船員に, をなしたれば、多數は有馬殿の番兵に抑留せられて、陸上に留まり、乘船し, 殿は葡人の逃れ去るを見て、銃を携へたる歩兵を船に載せ、之を逐はしめ, することを約せり、然るに危險切迫したりし爲め、我邦人は乘船の際騷擾, しが、葡船は小銃并に大砲を發ち、敵を近づかしめず、爲めに死するもの多, せり、而して砲を發し(但し何の害をなすことなく)て之を市に報ぜり、有馬, 數艘の舟に、高サ葡船と等しく、三〓にして塔に似たる機械を据付け、其内, に銃手及び弓手二百を入れたり、機械の内面は、大板并に鐵鎖にて作りた, 命じて、夜に入るを待ち、時刻を計り、急を要するにより錨鎖を斷ちて出港, たるは老若合せて僅に五十人なりき、然れども、船長は之が爲めに勇氣を, して數次の攻撃に對抗せり、有馬殿は此間に最後の方策を試みんと決し、, にも之を禁じ、而して後、密に陸上の葡國商人に事情を通じて、船中に保護, アンドレアは、風向反對なる爲め、此状態にて二日間港口に留まり、勇を皷, れば、善く砲撃に堪へ、恐るゝ所は敵方より投ずる火のみなりき、右の外兵, 數次ノ攻, 撃, 慶長十四年十二月九日, 八二二

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  • 數次ノ攻

  • 慶長十四年十二月九日

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  • 八二二

注記 (19)

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